映画『スラムドッグ$ミリオネア』『真夏のオリオン』『群青 愛が沈

今日映画館に行ったら映画館限定の「携帯電源オフ」CMが『ごくせん』モチーフで。しかも生徒が2年生!=玉森裕太
「うわー!玉ちゃんがいち早くスクリーンで!しかも喋ってるしーーーー!!!!!(仰天)」でした。
GW、玉ちゃん担は映画館へ行くべし。ちなみに私が何の映画前にこのCMを見たかっていうと『クレヨンしんちゃん』(笑)。
・・今年の『しんちゃん』はダメだなぁ・・。書いてはないけど色々見てるが面白い映画に中々当たらないので最近イライラ。


『スラムドッグ$ミリオネア』http://slumdog.gyao.jp/
そんな中、面白い映画を発見しました!・・って、当たり前やろって話ですが。ゆうてもアカデミー賞最多8部門受賞やし。
これはもうね、映画館で見るべき映画ですよ。迫力が違う。パワーが違う。インド最強。やっぱダニー・ボイルのは面白い!
「いい意味で」ご都合主義展開や「いい意味で」ベタなラストも気持ち良いのだ。とにかく面白い映画だこれは。
何がどう素晴らしいかは語りつくされてる感があるので他でどうぞ。とにかく見てみ。これは「映画だ!」だから。
しかし主人公を始め登場人物の男の子が揃いも揃って八乙女光に似てるなぁと。あれだ、八乙女くんはインド顔かもな。


『真夏のオリオン』
第二次世界大戦下、アメリカ海軍駆逐艦日本海軍潜水艦の乗組員たちが過酷な戦況下で
ファイトマン・シップで戦い抜く姿を描く戦争サスペンス。池上司の原作「雷撃深度一九・五」をベースに、
人気作家の福井晴敏が大胆な脚色を施して生きる喜びを時代を超えて語り継ぐ壮大な物語に再構築した。
「イ-77潜水艦」艦長を玉木宏が演じるほか、ケミストリーの堂珍嘉邦が親友を熱演。
海外ロケによる戦闘シーンなど迫力の映像も見逃せない」・・・のだそうですYahooの映画紹介によりますと。
へぇ〜・・わざわざ海外ロケしてたんだねフ〜ン・・。ちなみに「イ-77潜水艦」の艦長である玉木宏は劇中でこう言うのだ。
「俺の夢は、オーケストラで指揮をすることだ!」。←この台詞で試写室に爆笑の渦が!!!(笑)。
確かに面白いんですけどね玉木宏主演映画で玉木宏が別の役を演じてる時にこんな台詞を吐かせるのは。
ただ、この映画でこの台詞って要る?(笑)。しかも重ねて「ウソだけど」って(笑)。余計なファンサービスとしか(笑)。
でもここで爆笑が起きるってことは、見てる人みんなが「艦長」ではなく「玉木宏」「千秋様」として見てたからだろうなぁ。
この映画、『ローレライ』や『亡国のイージス』や、はたまた『出口のない海』ぐらいのものだろうと思ってたら、
それらよりははるかにマシでした。一応、見られるものではあるなぁと。何分間に一人乗り組み員を死なせて、
「ニッポンでおまえの嫁が待ってるんだぞ死ぬなぁ!(死体を腕に抱えながら号泣)」みたいなベタ糞シーンもなかったし、
この手の映画にしちゃ珍しくハッピーエンドなので後味は悪くない。もっと「お涙頂戴」かと思ったら、
「日本人艦長とアメリカ兵との心理戦&頭脳戦」メイン。「不要ラブ」も控えめで、ヒロインの北川景子もガツガツからんでこない。
ほとんどが潜水艦の中なので「何このCGしょぼっ!」とかいうこともあまり気にならない。割と「淡々と男むさい」映画でした。
好感触。ただ、面白いかどうかは別ですけど・・。堂珍嘉邦はさすがオトコマエっぷりが中々なもんでスクリーンに映える。
しかし台詞回しが所々怪しい。でも思ってたより上手で安定感もあるし結構ビックリ。佇まいやアップは上々ですぜ!
艦長を演じる玉木の耳たぶピアス跡はやっぱり萎えるなぁ。玉木を始め髪を刈ってる役者があまりいなかったし、
まぁ他の仕事もあるから出来んのはわかるけどさ・・。ピアスも他の仕事があってのことならまぁ・・ねぇ。
かつてFCに入ってたからフォローするわけじゃないが、んでもこういうのって玉木ひとりの責任じゃないと思うよ。
同時期に何本も掛け持ちで仕事をさせる業界と、そして主演映画1本じゃ食えないシステムの問題も大きい。
「ハリウッドに比べるとやっぱ邦画は!(チッ)」と思うことも多いけど、でも全然状況が違うんだもん仕方ないよねぇ。
でも、仕方ないよねぇで終わらせない、終わらしたくないと役者さんが思うぐらい凄い作品に出会ってもらいたいもんだ。
ちなみに玉木演じる艦長は当然のことながら色々と指示を出す。その時の「声」だけで何もかも帳消しにしたい(笑)。
しかしながら邦画に出てくる外国人ってなんでこんなに揃いも揃って安そうでウサんくさいんだろうか。
あ、それは洋画に出てくる日本人も一緒か(笑)。しかしアタシャ玉木映画との相性が悪いなぁ・・どないかしてよ!(知らんがな)


『群青 愛が沈んだ海の色』
いいなぁ!沖縄行きたいなぁ!最近全然行ってないんよな、久しぶりに沖縄でゆっくりしたいなぁ〜!
ホント綺麗だったなぁ・・。沖縄いいなぁ沖縄!・・沖縄・・。うん、沖縄はサイコー!・・・。とか言いつつですね。
このヤロウ!!!長澤まさみの「大胆な濡れ場」なんて1ミクロンもありゃしないじゃねーか!!!(激怒)。
胸の谷間どころかパンチラどころかブラチラどころかキスシーンすらありゃしない。徹底的にガード宣言。
なんだったら望んでないのに佐々木蔵之介福士誠治がキスしてたわ。あ、人工呼吸的な意味で(笑)。
う〜ん・・・清純派は否定せんが・・この内容なら、そういうシーンがないとあんま成立せん内容やと思うんやけどなぁ。
要は「佐々木蔵之介が住んでる島に田中美里が療養に来る→サンゴ渡して口説き2人は恋に落ちる→子供(まさみちゃん)生まれる
→美里死ぬ→まさみは島の男の子2人(幼馴染設定キタぁ!まさみちゃんの十八番だぜ!)と共に育つ→ひとりは真面目で優しい福士誠治
もうひとりは無骨なツンデレ良知真次(しかも“ツン”しか描かれない)いわゆる“タッちゃん”(でも役名はカズヤ)
→当然、ツンに惚れるまさみ→もちろんツンもまさみが好き→両思い確定→結婚しよう(突然!)→蔵之介は反対(そりゃそうだ)
→蔵之介に認めさせるために俺サンゴ取るよ!と言うツン→調子こいて何日も海に潜ってたら水死→まさみショックで精神に異常をきたす
→そこに付け入る福士くん→でも自己反省→俺もサンゴ取るよ(なんで?)→案の定、行方不明→蔵之介が探して見つけて蘇生させる
→朦朧とした意識の中、ツンの幻を見る福士くん→福士くん無事生還、まさみに「ツンが自分を責めるなって言ってたよ!」→終わり
なんのこっちゃあああああ!!!!!!!(ガビーーーーン)。映画見てる最中に「あ〜、暇やわぁ」って思ってしまった。ありえん。
この映画はいったい何を描きたかったんですかね?男女愛?親子愛?それとも沖縄サイコーってこと?
前々からとても気になってましたけど、何から何まで「長澤まさみにおんぶに抱っこ」な作品が多すぎやしませんかね?
そりゃ私も好きですよ。だってバツグンに可愛いもん。確かに人気もあるわ。でもな、まだハタチそこそこの女の子ですよ?
もうちょっと、(失敗覚悟であれ)試行錯誤しながらもゆっくり育てていこうとかさ、そういうのってないのかしら。
「主演が長澤まさみなんだから、この程度の内容でもOKっしょ☆」なノリが蔓延してるような気がしてならないのは何故。
特に映画では。いやでも今回は東宝じゃなくて20世紀フォックスだから、と思って小躍りしたのに。なんだよこれ。
別に悪かないけど良くもない。こんな地味な内容を選んだのはもしや意欲的に、なのかもね。でもな。
地味なんだよね〜・・・。ひたすら地味。ってか、「見てる最中、暇!(キッパリ)」なのだ。まさみちゃん好きだけど、それでもさぁ。
「小粒ながらもキラリと光る〜」というようなものでもなく。何が問題って「死んだ後に精神に異常をきたす」ほどに
2人が惹かれあってた描写がないのだ。だって、ちょっと抱き合うぐらいなんだもん。「え?そんなに好きだったの?」なんて。
しかも良知くんもなー、久しぶりにこういう形で姿を見られて嬉しいけども、声ちっちゃいし・・。めちゃ頼りない声。
歌ってる時はさておき、芝居をしてる時はな。台詞も芝居もそんな調子で不安タップリだから、いくらイケメンでも「えー」っていう。
「もし自分が、まさみちゃんだったら?」と考えたわ。答え:「ソッコー、2人を捨てて島を出て新しい出会いを求めます!」。
だって長澤まさみよ?相手役として2人とも地味過ぎ。顔が地味でもかまわんで、でもその分キャラで惚れさせてくれないと。
フィクションでオトコの何に惚れるってビズは当然のことキャラよキャラ!そんなの当たり前じゃない実際付き合うわけじゃないし。
なのに、そこが弱い。なので、まさみちゃんに感情移入も出来んのだ。まぁ別に感情移入出来んでもかまわんのだが、
こういうパターンの物語でヒロインに感情移入出来んとツラいわな。だって「はぁ?あなた何故にそこまで?」だもん。
福士くんもいいし、佐々木×美里シーンなど、たわいもなくてもドキドキ出来たりはしたんだけどなあ。
見ててムカつくほどツマらんわけでもないが正直ダルダルで面白くはなかった。「もっと、みんな、まさみちゃんに愛を!(切実)」。
素のままでも「商品」として出来がいいから甘えたい気持ちは分からないでもないけど、 でも今のままじゃあまりにもなぁ。
今冒険せんといつする?今だろ今!別に乳首を見せろとか全裸を見せろとかさ、別に濡れ場を今やれってんじゃないんだ、
もっとさ、まさみちゃん「ありき」じゃない作品でまさみちゃんがどう活きるかって方がワシは見たいんだよ。
そういうとこにまさみちゃんを投入してまさみちゃん本人が悩み葛藤しながらも芝居をするまさみちゃんを見たい。
某オッサンが共演したいってだけで企画は成り立ちましたけど内容は糞だから葛藤するまさみちゃんが見たいわけではなく。
そうじゃないとこで。もう、まさみちゃんが可愛いことは分かったから。知ってるから。だからさ。頼むよ、ってな気分。