映画『BANDAGE バンデイジ』『人間失格』

映画『人間失格』(※ネタバレあります)
もっちろん原作読みましたよ。だって太宰治とか三島由紀夫とか寺山修司とか大好きだったもぉん高2の頃(笑)。
むしろ本より、「それらを読んでる自分」が好きでした。ちなみに今は『人間失格』よりも『人間・失格』のほうが大好き☆
そんなこんなで立派な社会不適応者に成長したミーにピッタリンコな『人間失格』。結構でかい会場に超満員のお客さん。
こりゃなかなか注目度の高さが伺えるぞな。冒頭、柄本1号こと佑の台詞「わざァわざァ」で記憶が鮮明に。うぁぁあったあった!
文芸大作の映画化らしく、重厚な質感。しかしダイジェスト版みたいな展開。ざくざく進むわりにはテンポが良いわけでもなく、
「え?なんでそうなる?」なんてポカンとしてたら森田剛が登場。「あっ、剛くんだ☆」と身を乗り出したらソッコー死亡。あれ?
なんなのこの扱い?中原中也を出す意味は?っつーかさ、この役いらんやろ・・とか思ってたらまたまたサクサク進んで行って、
そうこうしてると怒りがメラメラ。「剛くんは『君を見上げて』や『IZO』はスゲぇ良かったのに、こんな使い方ねぇよ」とイライラ、
それを宥めるように(?)寺島しのぶ登場。「もう映画として云々は諦めた!脱げ、しのぶ!斗真を流刑地送りにしてやんな!」と
固唾を呑んで見守ったものの乳首どころか乳輪の欠片すら見せずにしのぶ退場。なんてこったぁ、ごっつ期待してたのにぃ。
それぐらいからでしょうか、もーね、眠くて眠くて。ええ、生田斗真ですよ!ついでに伊勢谷友介ですよ!しかもこの時代の衣装!
もち和装メインだし書生さんみたいな格好めっさ好きなんで自分的に見所はいっぱいある・・はず。なのに耐えられない(涙)。
正直、つっまんないんだよ。別にこちとら爆笑なんざはなから期待してないけどさ、んでも、もうちょっとなんとかならんのか。
猛烈な睡魔に襲われてアウアウつつつつつつまらないから眠いぃぃぃ誰かぁぁぁ寝たら死ぬぞぉぉぉぉなんつってたら!!!
長いトンネルを抜けるとそこは・・「萌え」でした!!!!!!!!(敬礼)。「生田斗真、は じ ま っ た な ! (キラ〜ン)」。
「雪上にて、和装で吐血シーン」では思わずこう叫びそうに。嗚呼、すいません生まれてきてすいません萌えてすいません。
ここから生田斗真演じる葉蔵の破滅へのカウントダウンが一気に始まるわけさ!これよ、これ!あの虚ろな瞳を見てよ?!
むっはーっ!!!うひょおおおお、たまんねー!!!「自称・ダメオトコ愛好家」として、これを逃す手はないっての!!!
別に親戚のおばはんでもなんでもないけどさ、生田斗真っていつまでも子供というか。『天才てれびくん』のイメージが強いせいか、
こういうお芝居が出来るイメージが全くなかったんですが、堕ちていくオトコならではの艶香が中々上手に出せてたんじゃないかな。
うん、びっくりしたね。間違いなく、(ちょい変態寄りな・笑)お姉さま方の被虐欲も加虐欲をも存分にそそってくれることでしょう(笑)。
あとね、初めて気が付いたんですけど彼はとても声が良いですね。寝る前に耳元で羊数えられたらワシ爆発するわ。中音ボイスなんですが、
「はじまった」後からは結構キタなぁ。特に耳の穴かっぽじってよぉく聞いて欲しいのが室井滋とのラブシーンでのこの台詞。
「今が大事なところなんだよォ〜」の「よォ〜」が特にたまりませんねんめどれー!!!!!!!!!!!!!byヒガシ&佳乃
まじでココです!基本的にワシみたいな女が言うことを真に受けちゃいかんが、これだけは真に受けて注目して欲しいっす。
まぁ、ぶっちゃけ巨匠のオナニー感ム〜ンで厄介な映画でしたが、生田くんにはまだ後2本も待機作があるわけですし、まぁ、これはこれで。



映画『BANDAGE バンデイジ』
舞台は1991年。ビートパンクでポゴダンスなバンドブームは終焉に向かいつつある中、代わりに渋谷系が台頭。
当時、「ジャニーズぅ?ぷげー!アイドルとかダッセぇしぃ〜!やっぱ時代はパーフリだしぃ〜!」なんつって、
漫画家でもないのにベレー帽(カンゴール)をかぶりアニエスのボーダー+ホワイトジーンズで首からエビアン水を(略)。
あの頃まさに「おまえが言うな」級に超絶ダサかった私にとって、こういう映画は個人的にツボだったりするのじゃ。
一々懐かしかったなぁ。「公衆電話でかけたほうがチケット取れやすいらしいよ」。うわぁ、あったあった。
関係者パス付けてイイ女風吹かせてるやつに羨望&嫉妬心ニラニラだったり、打ち上げに参加したいと妄想したりさぁ。
この映画に出てくる伊藤歩柴本幸みたいな女いた!何をされたわけでもないのに大嫌いだったよ!(満○奈もね☆)
店内BGMがバックドロップとかハイスタとかフィッシュマンズだったりetc・・。当時の風俗諸々も懐かしかったなあ。
多少誇張されてはいるものの、業界のシステムを皮肉った描写なども興味深く見られたかな。
要は「ニューエストモデルがメジャーに打って出るため大事MANブラザーズバンドみたいな路線変更したことにより
一発屋と化してその後売れなくなってバンドはバラバラになったんだけどオレ頑張るよROCK☆」みたいな映画なんですが、
いやぁわろた(笑)。声が漏れないよう口を押さえて肩を震わせながら何回もわろた(笑)。素敵なネタ映画さんくす(笑)。
さてさて。主演@KAT-TUN赤西JIN-仁-が演じるのは「人気急上昇のロックバンドLANDSのリーダー兼ボーカル。
明るさと軽いノリで個性的なメンバーを仕切るともなく仕切っている」@『ナツ』という青年の役。そしてこのキャラが凄い。
2ちゃんねるでいうところの「DQN」。それもただのDQNではありません。「スーパー・ウルトラ・ミラクDQN」です。
現役アイドルにこんな役やらせて何の得があるのかさっぱり分からないほど、生粋の、純度100%黄金のDQN役です。
天使の恋』の佐々木希もそーとートンデモな役を演らされてましたけど、ある種、双璧かもしれんね。
ま、でも最初は「ぽか〜ん(唖然)」ですが大丈夫。時間が経つにつれジワジワきます。早い段階で吹くこと間違いなし。
「ちょ!!!!!!!!!!!!!(笑)」と吹きながら、萌える前にまず笑います。いや〜、すっげぇわこの役(笑)。
しょっぱなからカマしまくってくださいますのでしっかり着いていってくださいまし。ちなみに私はクックと声を押さえて笑った。
しかしながら男性が見るとこれまた違っていたようで。舌打ちするオヤジ続出(笑)。ま、気持ち分からんでもないけど(笑)。
いかにも「(悪い方の意味での)パブリックイメージにリンクさせたような役」っていうか。爆睡こいてるオヤジも多かったなぁ。
だからって女性が見てもどうだろうねぇ。理知的だったり理性的だったりする女性が見ると嫌悪感を抱くかも。
「うはっ、こりゃヒデぇな」ってシーンもあるし。・・・え?アッシですか?理性?理知?ンなもんねーよ!あるわけねーじゃん!
アッシを何だと思ってるんですかい。ぐっはっは。むしろ、こんなオトコこそ大好物やっちゅーねん!!!(BA☆N☆ZA☆I)
ひょおおお待ってましたァ!祭りじゃ祭りじゃ!こんな赤西仁は大歓迎やっちゅーねん!あぁどうしようニヤニヤが止まらない。
たまりません、赤西仁演じるナツ君がたまりません。オレの中のダメンズ魂にファイアービートを刻みまくり!!!!!!!
あかん!こういうオトコあかんねん!まーじーでームリ!エロいっす!まじエロいっす!たまんねーっす!大好物っす!
なんすかね、妙にリアルなんですよ。いましたよ、こういうバンドマンいましたよ。一度も相手にされたことないけどね☆
あの頃、バンドのためなら西へ東へだった貴女ならきっと膝を打つに違いない、「こんなヤツいたわ〜〜〜〜!(遠い目)」。
ビジュアルの良いダメオトコってさ、モテるやんか。そのダメなところすらチャームポイントやんか。そういうの弱いのね。
でもこの手のオトコは、甲斐性もない可愛くもないスタイル良くもない女なんざ相手にしてくんないからな、
結局いまだにこの手のオトコと付き合ったことは一度もないし、防衛本能働き過ぎて近づく勇気もなかったりするんだけど、
でも見てる分には大好き。ダメなところがあるからこそ萌えるし、ならではの人間味に思わず惹かれちゃうっていうか。
ビジュアルが美しければ美しいほど、そのダメなとこが残念で・・だからこそビンビンきちゃうのだ。あれ。屈折してますか。
このナツって役もどっちかっていうとそういうオトコ。ま、ダメオトコなんすけど。だがしかし、そこがいい!(キッパリ)。
そんなダメオトコとファンからマネージャーになった女の子のラブストーリー。うおっしゃあ!青春弔い合戦きた!!!(IN妄想)
あんな妙珍なベトベトロンゲのヅラをかぶっても如何ともしがたいオトコマエ+なのに演じたキャラは「中2病ホモ」@高良健吾
やっぱしこいつはTVドラマより断然映画じゃハァハァしましたキャッホイ@金子ノブアキも堪能させていただきましたが、
この映画の何が目玉って赤西仁なわけで。いや〜、イイですね〜!(うっとり)。彼は何がイイって「腕」がイイね。
ややタルみ目な二の腕から指先まで、ちょいダラしなくも熟れきった感じがトンデモなくエロい!その手で女の子を触るのな、
ふわ〜りふわっと、かつ、ねっとりと。それがもうねぇ、イヤらしいんです。ゾクっ。ゾワっ。まさに、うなじにくるエロス。
キスシーンもエクセレント。「・・・ごくりっ!(涎)」です。北乃きいちゃんの喘ぎ声とセットで「・・・ごくりっ!(涎)」。
このくだりは全く笑えません。土下座したまま思考停止状態で喉だけ鳴らしたぜコノ野郎。ごちそうさまでした。おかわり。
彼は男女問わずスキンシップが一々イヤらしくて素晴らしいなオイ。映像も好み。小林武史作品といいながらも岩井さんですから。
例によって長回し多様でノンフィクションっぽく。色味は渋めでザラついた感じに調節してポイントで刺し色をば。
要は赤西仁をとても美しくイヤらしく撮れているのでプロモとしてはこれ以上のものはないんすわ。少なくともアッシは大満足。
はぁ?映画の内容だぁ?主演のオトコが美しく撮れとったら傑作認定でええんちゃうんか?!ま、役柄はDQNだけどね!
ということで「『元気』て!こんな歌が売れるかよ!(笑)」とツッコみながらも大スクリーンでオトコマエを楽しんでくださいまし☆