映画『母べぇ』『ウォーターホース』『魁男塾』『明日への遺言』他

いつ見たか既に忘れたけど、このところ見た映画感想を5本UP。


映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
終わった後に周りの人たちが口々に「残酷だったね」「キツいね」「気分が悪くなった」と言っていた。
んでもミュージカル仕立てになってるし血の色も「習字書いたら先生が丸つけてくれる時みたいなオレンジ墨汁色」だったので、
さほどグロくもなかったなぁ。ティム・バートン映画は好きだし、ヤルねぇ殺人もファンタジーかアハハぐらいの。
因果応報オチも、まぁありがちですけど一番納得ですしいいんじゃないですかね。そこそこ楽しめました。
しかし、あのパイ屋って中国冷凍餃子事件以降シャレになってないとか言っちゃいけない今日この頃・・。うはぁ。


映画『明日への遺言
B級戦犯として裁判にかけられた岡田中将(藤田まこと)の話なんだけど、んー。
10何年前にリバイバルで映画『東京裁判』みたしそれと比べちゃいかんのだが、でもなー・・・。
今回も「へええ!戦争裁判て、こんな感じだったんだぁ!」という勉強にはなったし、
生々しいオープニング映像にも色々思うことはあったけど・・難しいっていうより面白くなかったんだよ。
笑わせろとは思ってないが、あまりにも淡々と進行していくんで途中で退屈。アホ向きではない。
私は映画が好きなうえに好奇心旺盛、ただしアホ中のドアホなので一応は「見たい!」とは思って行ったんだけど、
「なるほど〜!」なんて知った気になったしそれなりに「勉強にぃ〜、なりましたぁ!(BY関ジュ『ジュニ勉』)」なんだけど、
作品自体の評価はし難いしオススメもしない。一言でいうなら「退屈」。そういう意味で私に「遺言」は届いてなかった。申し訳ない。
試写室はいっぱいで特に年配の方は終わった後は口々に感想を述べてらっしゃったんだけど、
ほんでもワシには「藤田まことってやっぱり安浦さんだな〜」っていう。おわっとる。こういう映画は感想を書きにくいし困ったもんだ。
でも興味ある人だけが見れば?というのもアレなんで、夏休みの登校日なんぞに全校集会してゆとり野郎全員に見せたってや。
しかしこんなのでも向こうの映画ならエンタメにしてまずは興味を引いてしいては考えさせたりするじゃん。やっぱ日本人て真面目。
うー。そろそろトンズラさせて。だってワシこそ平和ボケの象徴。岡田中将はあんなに誇り高かったのにさ。本当に申し訳ないです。


映画『魁!男塾
しょっぱなから山田親太朗RIKIYA演技が爆発してました。山田親太朗、最近ネタ的に夢中。こないだもコラムで書いたけど、
この俳優は「若手イケメン枠」のくせに「近年稀に見る琴線の触れなさ」で逆に夢中。食指も伸びる前に折れたもんな。
原作ファンとしては「似てる(ヤツもいる)」だが映画としてはB級もC級も振り切り「金払って見た自分をシバキたい」レベル。
監督・脚本・主演の坂口拓は原作を愛し過ぎちゃったんじゃないか。過剰、だからカラ回る(上に金がない)っていう。
こっち方面では満足だけど、映画にしたら必要ないエピソードを織り込んだせいでグダついたり・・・結果的にダメ映画。
でも頑張ったねと言いたいかも。そこには愛があったもん。ただし全く面白くも無いダメ映画。何度も言うな。


映画『ウォーター・ホース
実写版・のび太の恐竜。超獣映画ってまず卵を拾うよね偶然。時間潰しで見た分にはそこそこ。でも別に・・。


映画『母べえ
吉永小百合はいつまでモテたら気が済むんじゃ!『北の零年』でも香川照之に襲われてて「どんなマニア?」とツッコんだが、
今回は浅野忠信から片想いされてました。いやいや。お母さん以上でしょ。要らんエピソードも登場人物も多いし、
あんな長い時間で・・・疲れた。バンザイ接待は他でやれ。でも劇場ほぼ埋まってて、おばちゃんたち号泣。うーーーん。・・・。