『電王℃-ute夏帆魂ネイション、そして水嶋ヒロ握手会!』(その1)

この週末は久しぶりに怒濤のような2日間であった。
まずは土曜日の朝一で映画館・梅田ブルグ7へ。映画を見るためではなく、映画の前売り券を買うため。
22日が前売り発売日なんすよ『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』。祝・二度目の映画化!
映画の前売り券を発売日朝一に買いに行くだなんて中坊以来、吉川晃司の映画ぶりちゃうかな(笑)。
今回はなんで発売日の朝一に行ったかというと、もちろんオマケ目当てで。
この世界は本当に恐ろしいのだ。当日昼にフラッと行ったら完売とか当たり前。んっとに去年で懲りた。
ちなみにオマケはフィギュア3種とポスター1種。ってことは最低でも4枚は買わなきゃならん。
せやけどワシらの前の人なんて10枚単位で買っててスゲぇ!うひぃ!なんか焦ってきたぞ!
「じゃぁ私も飾る用と保存用と何かあった時用と・・」。おい。何があるというのだ何が。
でもこれでもう『電王』は最後だろうし、たぶん5回以上は見ちゃうんじゃないかな。うああ楽しみでゲロ吐きそう。
それから映画『魔法にかけられて』を鑑賞。これ面白い!ディズニーのセルフパロディー全開で笑えるの何の。
オチにも驚かされたりして大満足で劇場を後に。次は℃-ute『LALALA幸せの歌』の発売記念イベントへ。
お客さんの中に女の子も増えてきたみたいでホッ。彼女たちは現存ハローで一番同性受けするんじゃないかな。
だって見てごらんなさいよ、メンバー平均のビジュアル偏差値が高すぎるやんけ。
女ってこういうのウルさいの。だけどそんなウルさい女すらも黙らざるを得ない℃-uteは本格的美形揃い。
もちろんダンスだって歌だっていい。今日も皆さん頑張ってたなぁ。そして数曲披露してから衣装のままで握手会を。
TV番組やPVで散々見た衣装のままの彼女たちを間近で見られると「うわぁホンモノや!」と妙に興奮(笑)。
続いては映画『うた魂』キャンペーンで来阪してた夏帆ちゃんにインタビューを。
お会いするのは先日の『東京少女』舞台挨拶ぶり。「お久しぶりです☆」なんて言われてあっけなく昇天。
ぎゃーす、散髪してるし!大変!めっさカバええ!どうしよ!ううっ、やるなぁ。美少女は散髪すらも大事件だ。
ちなみに『うた魂』は試写室でも終始笑い声が耐えないぐらいバカ受け、とても面白かったです。おすすめ。
ほんでそっからラジオ生放送をしに行ってメシ食いに行って、いつもは終電なのにこの日ばかりはわりと早めに帰宅。
なぜなら翌日は朝4時起きだから。なので1時にはおやすみなさいZZZ。と、さっき寝たと思ったらもう朝の4時。
支度して新大阪に行って始発の新幹線で東京へ。8時過ぎにはオタクの聖地@秋葉原にいました。
目的はもちろん!バンダイ様の玩具祭『魂ネイション2008』っすよ!展示物鑑賞と限定玩具の販売目当てっすよ!
「・・・とうとうそんなところにまで・・・(呆然)」。私もそんなつもりじゃなかったの最初は。
今から吾輩が、ちょっとだけ興味深いが何のタメにもならん話をしてさしあげよう。いいか、玩具の世界って凄いの。
『電王』の前売りを朝一に買いに行かなきゃならんのと同様、玩具の世界の過酷さは尋常じゃない。
以前、ジャニと特撮のカケモ友達が「魂ネイションの前売り券ぴあ先行があるから申し込みして」っていうから、
「ぎゃはっ!おもちゃを見るための入場券がわざわざ先行販売て!(ぷ)」と思ったの。バカにしまくり。当然じゃん。
ジャニーズちゃうで?オトコマエちゃうで?芸能人ちゃうで?なんだったら生き物ですらない、ただの玩具やで?
でもあっさりハズれた。あれ。せやけど「ぎゃはっ!ハズれるとかあるんだ!(ぷ)」とまたまたバカにしてたんよ。
なのに「魂ネイションの前売りがヤフオクで凄いことに!」とな。なぬ?!たかだか600円のチケットがヤフオクに?!
信じられない光景を目の当たりにした。なんと600円のチケットが1万超。ありえねえええええEEEEE!!!!
たかが玩具されど玩具。そうなのか。ぶっちゃけ、大きなお友達の本気っぷりはワシの想像をはるか超えていた。
ワシみたいに「ライダー好きだし玩具も大好きヤホーイ」なんて糞。その程度で好きとか言ってた自分が恥ずかしい。
何たわごと抜かしとんじゃアホか。足元にも及ばん。第一優先かつ本気で挑まない輩は逝ねやコラな世界なの。
でも玩具よ?たかだか玩具よ?その考えは拭いきれん。どうしても納得がいかん。だって玩具のくせに(涙)。
確かに限定玩具はネット通販もある。だけどワシが数量限定グッズをゲット出来るとはとうてい思えん。
そして玩具は全国ツアーをしない。「関西でやってくれるのを待とう」「DVDが発売されたら見ます」。無理!(キッパリ)。
そこに行かねばどうしようもない世界。郷に入っては郷に従え。並んださ、ああ並んださ。
それに前売り券が手に入らなかった時点でだいぶテンションが上がっちゃったのな。そういうのあるでしょ?
“自分が行けない買えないとなると途端に行きたくて見たくて欲しくてタマらなくなる”という焦燥感。
そんなこんなで『魂ネイション』のサイトを見てたら、だんだん限定品がめちゃくちゃカッコ良く見えてきて。単純。
でもこれは錯覚じゃないのだ。やっぱしねぇ、会場限定の『SICワイルドカリス』なんてトンデモかっこいいのじゃ。
SICワイドルカリス?せやな、『仮面ライダー剣』に出てくる仮面ライダーカリスのワイルド版のフィギュアですわ。
しかも他には『ちびボイス』と言いまして、作品登場キャラがボタン押したら一言しゃべる玩具の販売もあり。
そこに『電王』と『キバ』もあるってんだから必死やっちゅーねん。あれ?この話ってもしや共感度ゼロかしら?
http://www.tamashii.jp/special/tamashii_nation/limited/index.html←これを見て欲しいものが何もない貴女は幸せ者・・。
ちなみにワシら以外にも女子は数人並んでたな。だけどほとんどが男性の大きなお友達ばっか。全員無言。シーン。
ひとりで来てる人が多かったからか、秋葉原だと言うのに永遠に続く静寂の中で誘導されるがまま待ち続ける妙齢女3人。
待ち時間をもてあましてペラペラ友達同士でお喋りするだなんて許されない厳粛な雰囲気。なんじゃここは。
傍から見るとワシらは明らかに電王キッカケでうっかり来ちゃった場違いミーハー婆チーム。ワシ以外はそうじゃないのにぃ。
ふと辺りを見渡すとロン毛なのに頭頂部がハゲっていうナチュラル落武者とかもいたりして実に興味深い。
せやけど己の容姿とか他人の視線とか気にしてたら欲しいモノなんて手に入らないもんなぁ。うむ、勉強になるわ。
そして主催者側の手際の良さには舌を巻いた。さすが長年に渡ってオタクを仕切り続けてきたことだけはある。完璧なの。
不手際があったら孫の代まで祟られそうな本気野郎ばっかだし当然なのかもしれんが、とにかく完璧。さすがバンダイ
やっとこさ開場して中に入るとまずは申し込み用紙を渡されて。もちろんワイルドカリスとちびボイス2種にチェック。
そしてレジで用紙を渡すと商品を持ってきてくださるというシステム。「以上、こちらでよろしいですか?」。
・・・むむむ・・・ここまで来て必死で並んだのに本当にこれだけでいいのか・・・他にも何か買わなくて大丈夫か・・・。
「やっぱしマジンガーZの超合金も!」。なんでやねん。マジンガーZに何の思い入れもないくせ勢いで買ってんじゃねぇ。
ついMOTTAINAI精神が財布の紐を緩めた。どうすんねんこれ。でもサンプル見たら可愛いしイイよね答えは聞いてない。
ここで小休止。「私ってこんな人間じゃなかったよね?なんでこんなことになってるんだろう?(涙)」。
だがしかし、買うもの買って会場の外に出た瞬間ってば格外な果報としか言いようがなかったりして。外の空気うまー!
達成感で胸いっぱい腹いっぱい。まさに「とったどー!(絶叫)」。濱口さんの気持ちがこんなとこで理解できるなんて。
買い物が終わったら今度は展示ブースへ。何と言っても一番興奮したのはSICコーナー。
諸君、オトナのおもちゃは電動バイブだけじゃないのだよ。SICこそ本当の意味でオトナのおもちゃ。
本気野郎相手に見せるべく超絶本気クリエイターたちが作った作品の数々には思わず感涙。どれもめちゃカッコええ。
Xシビいい!変身中の響鬼さん最高!そしてライダーバイク勢ぞろいに足ガクガク。何この神懸りレベルのカッコ良さは。
しかし人は多いのにめちゃくちゃ静か。皆さん、作品を何度も色んな角度から無言で真剣に眺めてらっしゃる。
時たま2、3人組で来てる男子たちが「すげー!」「かっけー!」って言ってるけど、他にワシら以外は誰も何も言わず。
写真禁止なのにひとりだけコソっと写メってるオヤジがいたけど、ほとんどの人がマナーいい。感心したよ。
出口付近には密かに楽しみにしてた7月発売予定の電王ソード&モモの展示が。ヒィーーーッ!(※ショッカーに非ず)。
彩色せんでええよ、このまま売ってくれ。SICコーナーも凄いが『魂コレクターズ』コーナーでもチビりそうに。
全然知らん人に話かけた、「これは何のキャラですか!?」と。どうやら『仮面ライダーBLACK』に出てくる
シャドームーンっていうらしいんだけどワシャBLACKを見てないから知らんかったんじゃ残念無念。
でもこれの造形や彩色には魂を抜かれたさ素晴らしい。帰ったらすぐにBLACKを見なあかん。どんだけカッコええんや。
これらのインテリアに囲まれて暮らしたい。もちろん『ちびボ』コーナーにもドキワク。可愛いエンドレス。
「働こう!明日から今まで以上に働こう!必死で金を稼ごう!そしてひとつでも多くのおもちゃを!」。新たな目標ありがとう。
うえぇんバンダイ怖いよう。金ないよう。そのうえ買っても置く場所ないよう。そして今回「終わりが無い」ことを知った。
確かに『仮面ライダー電王』の放送は終了した。でもこれからもまだまだドカスカ電王の玩具は発売されるんだろう。
一体、本当の意味で電王の終了を感じる日はいつ来るのだろうか。すると一緒に行った友人が何の気なしにこう言った。
「そんなのさぁ、30年以上前の1号ですらまだ終わってないのに」。なるほど。ある意味、二次元だから終わらないのか。
ナマモノには終わりがある。だからこそ、今この時だけの刹那の輝きに吾輩は狂喜乱舞してきたわけだ。
しかし『仮面ライダー』は朽ち果てそうにもない。今後、成長もしないが腐敗もしない。永遠に「ハマった時のまま」が続く。
もちろん『仮面ライダー電王』も同様に。佐藤くんもちゃんなかも変わって行くことでしょう。でも『電王』だけは永遠に。
しばし絶望。終わらないならずーっと振り回され続けるのか。あぁとんでもないものを好きになってしまったなぁ。
ここで小休止。「私ってこんな人間じゃなかったよね?なんでこんなことになってるんだろう?(涙)」。
八つ当たりで見るキッカケとなった中村くんを憎いと思う感情すら(笑)。でもそれだけじゃないから別にいいかな。
だって『仮面ライダーカブト』を見るキッカケも与えてくれたんですもの感謝しなきゃオホホ。


ってことで、この後は『カブト』@水嶋ヒロ握手会の会場へ移動・・。そのレポは翌日に。