映画『クローズZERO Ⅱ』

映画『クローズZEROⅡ』http://crows-zero2.jp/  (男大好き的には是非モンで!)


「うひゃあああああ!!!!!!!!ああああああ!!!!!!!!ひええええええええ!!!!!!!!!
きゃーーーーーーーーーーーー!!!!!!あへあへあへーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
うっほ!うっほ!うっほ!むげーーーーっ!どひゅーーーーーっ!ちょえーーーーーっ!げぼーーーーっ!!!!
ぎゃーーーーーーーーーーおーーーーーーーーーーーーーすーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
しょおおおおおおお!!!!!!!きゅーーーーめーーーーーらーーーーはーーーのおおおおお!!!!(絶叫)」。


お恥ずかしながら、見てる最中の我輩の心中ってば↑こんな感じの擬音祭(not京都)でして。
や、もうこの映画に関しては何も書かないわけにはいかんだろう。風呂も済ませたしゆっくりと、いざ。
「おっす!おら、アホう!ついでにド変態!(ニッコリ)」と簡単に自己紹介も済ませたところで感想をば。
前作をご覧になった方ならご存知でしょうけど、要は「バカ高校生たちが延々とケンカするだけ」の話です。
しかもやたらと大そうに言ってて、宇宙戦争かってぐらいの。まぁでもいわゆる「イケメンてんこ盛り」ってやつですか。
高校生モノで大半が高校でのシーンだというのに授業風景が映らないどころか先生すら見切れない。
しかもその高校生たちの中には「あなたは既に係長クラスの年齢では?」なヤツもいたりして。
なんだったら「そんなバケモノみたいなヤツ、どこで見つけてきたんですかい?」みたいなのも(笑)。
ものっそ悪そう。でも毎日ちゃんと登校してるし、上履きに履き替えたりしてるんで実はイイ子かもしれん(笑)。
よく考えたら「鈴蘭のテッペン取ってやるよ」ってナンのこっちゃねんと。取ったからって、どうなるねんと。
その敷地の権利が手に入るわけじゃないやろと(笑)。だいたい「景色」に拘りすぎやろと(笑)。
なのに、それが堂々とまかりとおっている。それどころかツッコむ隙なんてありゃしない。
ただひたすら貧しさに負けた、いいえオトコに負けた・・。カッコいいって凄い。カッコいいって偉い。それはもう、正しい。
だから正直133分は長いけどオレ的・名画に認定しちゃいたい。しかーし最初に言っておく!前作にはかなわん。
印象的な画が少ないし、ギャグパートも豪快にスベってた。これ前はもっと笑ったし試写室でもウケてたもんな。
しかもまた黒木メイサの歌が・・・。仕方ないんだろうけどさ。たぶんあの歌のタイトルは『♪オトナの事情』(嘘)。
全般的に台詞が聞き取り辛いのも痛い。わしゃ今日の良き日にあわせて耳の筋肉(?)を鍛え上げてから挑んだが、
そこに皆さん真っ先に文句言うてた(笑)。せっかく熱いこと(クサくもありダサくもあるが・笑)を言わせてるのに勿体無い。
勿体無かった、台詞もムカツクほどカッコいいのが多かったのにな。脚本には武藤将吾だけでなく今回は水島力也も参加。
前作同様、強者だけでなく弱者(やべきょうすけ-阿部進之介-波岡一喜)にもスポットを当てて奥行きを出す構成で。
この3人がメインに諸々、直接的であったり間接的であったりしながらカラんでくるという。んー、これもなぁ。
こういう作りは「優しいなぁ」と思うから好き。でも、もっと上手に出来んもんかのう。やべきょうすけ蚊帳の外じゃん。
やべきょうすけと小栗のからみが見たかったなぁ。ちゅーか前作もこんなにアップ多かったっけ?とにかくアップ多し。
もしかしたら画面作りの手抜き策ゆえ役者のアップ多様に逃げたのかも。まぁでもワシャそれでも別にかめへんわ。
だってそれら全てが「目で見たものを今すぐ口からプリントアウトして家に持って帰って部屋に貼りたい」レベルだったし。
「ギャーーッ!煙草吸ってるーっ!カッコいいーーーー!!!!!(汁)」。ええ、この程度から要注意ですよ。
ちなみに『ROOKIES』が「ゆくゆくは肺がん」なら、『クローズ』なんて「3日で肺がん」級に吸いたおしております(笑)。
むしろ、イキがって未成年のくせして煙草を吸うようなバカガキにこそ、この映画を見せて猛省を促したい。
「カッコいい吸い方も出来ないオレごときが煙草に手を出すとは100万年早いっす!やめます!」。こう思わせたい。
なーんて、そんなバカガキのことなんざどうでもいい。それよか日々『男大好き!』と叫ぶ全ての同志に伝えたい。
特に!またこいつの話かと思われそうだが、山田孝之な。ここ最近、山田の仕事が好きなので惚れそうになって困る。
今日もまた「ぎゃーっす!山田エロいーーーーっ!(発狂)」。これはダメだ。撃沈。注意!『山田はハタチになってから!』
つい先日見た『鴨川ホルモー』が「ゲロンチョリー!」なら、『クローズ』の山田は「エロンチョリー!」。なんじゃそりゃ。
今作ではトンデモねぇ勢いで山田のエロスがフルスロットル。エロいよ多摩雄がエロすぎる。自制心が効かない。
クチビル赤いな〜。ん?赤かぁ?何だ、その色。うちの絵の具にゃねぇぞ。見てるだけで魂が焦がされるような珍しい赤。
たまんねえ。生まれ変わるならその髪を揺らす風になりたい。髪を結わえても解いても鼻血まみれでハァハァ。
鼻血といえば。多摩雄ちゃんはブハッーと鼻血を出したり、ヒゲ髪ボサでワルぅい目つき&口を歪ませニヤ〜っと笑ったり。
お世辞にも綺麗とは言えん。なのになんでそんなにも存在感あってカッコいいんですか。たまんないっす多摩雄たまんない。
「待ったァ!今のシーン、カッコ良すぎるんでもっかい!リピート、アフターミー!(え?)」。何度叫びかけたことか。
今作では「ちょ!!!(笑)」ってぐらい貧乏に拍車かかってるし、焼きたてフランクフルトをパクッてあーた。萌え。
でも強い。渋くて強い。跳ぶ姿もカッケー。そのくせ肝心なとこで飄々とスットボケやがるってんだからタチが悪い(笑)。
小栗旬も飛ぶぜえ。このカラスは今日もめたくそに跳んでましたわよ、ドブネズミの集団に一羽のカラスが。
前作ほどじゃないけど今作ではこのシーンが好き。この男は何だろうな。「源治が居る」だけで嬉しいし有難い域。
お好きな方には申し訳ないが、ワシャ小栗旬は好きだが小栗旬の顔自体は好きではない。正直、ハンサムとも思わん。
でも、オトコマエを演じるのがめちゃくちゃ上手なオトコだと思う。だから好きだし、小栗も源治も間違いなくオトコマエ。
タッパあるしスタイルいいから相変わらずアクションシーンは映える。彼も多摩雄同様、髪を結わえてもおろしてもビバ☆
特注だろうから当然なんだけど、衣装である制服の寸法が神!1ミリの狂いもなく源治のオトコマエっぷりを演出。
骨よし肉よし佇まいよしで引きの画も完璧。オーラに完敗。改めて感心したが、彼は正面だけでなくバックショットすら素晴らしい。
前作は「小栗旬に初恋きたーーーーー!!!!!(万歳三唱)」だったけど、今作では小栗と山田の双璧か。
2人ともクライマックスでは身なりズタボロだし、ひっでぇお岩さんメイクでドアップ・・・でもカッコいいってフザけんな。
なんつーかさ、この映画を見てる間ふと「今までこの人らのファンじゃなかった私って気ぃ狂ってんのかな?」とさえ(笑)。
もちろんこの2人以外にもイイ役者が揃ってた。知らなかった役者の中で要メモ人物は金子ノブアキ(すげぇカラダ・・)、
それから大口兼悟テニミュ出身かよ!しかも手塚かよ!知らんかったバカバカ!)、綾野剛蕨野友也あたりかな。
以前『妄想ドラマ〜』企画で誰かが書いていた「桐谷健太はオトコマエなのか?問題」にも僭越ながら答えを出した。
「あれはオトコマエである!(キッパリ)」。ということで以後よろしく。もちろん大東俊介高岡蒼甫もカッコよかったさ。
遠藤要ですら(失礼!)オトコマエなんだもん困ったもんだ。カッコいいとかオトコマエって顔の作り云々ではないのだな。
役者自体のファンじゃないワシでもこんだけメタメタに悶えちゃってホントすんませんゴチですって感じ。
ドキワクもんで楽しみにしてた上地雄輔の見せ場は・・まぁ一応あったが早々に退場しちゃって残念。忙しかったんだろう。
前作を見た時は「そこそこでいいから当たって、この映画とそして出演者の皆さんの次に繋がりますように!」と願ったけど、
出演者の皆さん“そこそこ”どころか売れて大忙しになっちゃって「Ⅱ」も決まっちゃって。でも前のようにはいかなくて。
透けて見える色んな事情が切なくもあったりするんだけど、その一方で、やっぱり嬉しいんだよな。んー。
色んなヤンキー映画(ざんない言い方すると)があるけど、やっぱ『クローズZERO』は別格。三池崇史作品って好きじゃわ。
三浦春馬で続編やるのかなぁ?そんなような終わり方だったけど。さてさて!きました三浦春馬でございますよ。
見る前にキャストで一番の不安の種は・・・実は三浦春馬だったのである。だって『クローズ』の世界に春馬たんって違くね?
もちろん三浦春馬が好きじゃないとかそんなわけないっすよ。『ファイト』の頃から好きだけど、だからこそ不安だなと。
だってさ。ぶっちゃけ、演技とかそんなんちゃうやんか。『クローズ』の世界には春馬たんより適任者がいるはずだと。
春馬たんより伊崎兄弟@『デビルマン』の方が演技派に見えるという“ありえない”世界、それが『クローズ』ちゃうんかと。
しかも予告やメイキングを見たら黄色いカッパの皿みたいなズラを乗っけてたし、あんまイメージ良くなかったんだよねぇ・・。
見るまでは「もしや源治や多摩雄の最大の敵が三浦春馬ってかぁ?アミューズ無理矢理ねじこんでんじゃねぇよカス!
てめーわファルコンぶって鈴蘭の学校案内HPでも改ざんしてろバーカ!」ぐらいに思ってたんですけど(ひどっ)、
ホッと一安心、こういう役なら全然OKっす。っちゅーかさ!この映画の三浦春馬ってばアラもう綺麗っつーかなんつーか!
カラスとドブネズミの集団に『白〜SWAN〜鳥』が降臨。“馬”っていうか“鳥”。特に柔道場での三浦春馬な。
明らかに一人だけ、劇中でライトの当たり方がおかしい(笑)。事務所から自分専用ライトでも持参してきたのかしらと。
ペッカーッ当たってます。暇を持て余した神々が遊びで作り出したお人形さんかってぐらい、絶世の美人くん。
彼のアップにも思わず息を呑んだ。ほっぺにポツっと若さの印があったので一応は人間なんだろうけど、しかしながら。
ためにためてクラスマックスにちょいとアクション、一瞬だけ。おいしいのう。この出方はおいしい。よしっ。←何様
一瞬しか出ない根岸季衣の薄幸オーラにも度肝抜かれた。「この年代でこういう役ならまだまだ負けないわよ!」という、
元祖薄幸女王からの奥貫薫に対する挑戦状かと(笑)。台詞はなかったのに根岸先生ってば見事な仕事ぶり、圧巻でした。
まぁ繋がりがあるので前作を見てから是非。ちなみに前作は男の子映画の傑作です。今作は男の子アップの傑作です(笑)。
「上に上がれば上がるほど強敵が!って、東宝なだけに『少林少女』かよ!」とか余計なことが脳裏をよぎったし
前作ファンなもんで色々と文句も言いたくなったけど、要はこんだけパワフルなナイスガイどもを拝めたから満足ってことで。
この現場、楽しかっただろうなぁ。見切れてる役者さんも皆さん一生懸命やってはったもん、熱かったよ。
そういう意味でも「映画としては」はさておき、ワシがやっているこのサイト的にはオススメ。あ〜。カッコよかった☆
追伸。こういうこと書くとアレだけどさ〜・・・前作もそうだけど今作も「壮絶な、カップリングの嵐!(ガビーン)」で
いわゆる「腐向け映画」の数億倍は破壊力が。とにかく壮絶。たぶん、腐女子な方々ならとてもお気に召すのではないかと。
言い訳するわけじゃないけどワシ自身はそうではないのですが、腐な友達の趣味思考から察するにきっとそうだと断言(笑)。