映画『ROOKIES-卒業-』

映画『ROOKIES-卒業-http://rookies-movie.jp/index.html (当然イチオシっすよ!)


(※ちょっとばかしネタバレありますのでOKな方のみどうぞ)


今までドラマを見たことない人にとって、この作品は映画としてどうなんだろうか?
ドラマ未見の方はDVDか何かで本編を見てから映画を見たほうが更に楽しめるかとは思うのですが。
いや、それもどうか分からん。だって私はドラマの大ファンなので正当な評価をくだすことが出来ん(笑)。
去年見たドラマの中で唯一DVDを買ったし最もハマったのがこの『ROOKIES』。それが待望の映画化。
この映画ですか?もちろん、かーーーーーーーーっ!泣いたわーーーーーーーーーーーーっ!!!(笑顔)。
エリカ様並みに1リットルの涙が出た。間違いなく今年1泣いた映画。・・それでいいのか自分。
またニコガクナインに会えるってだけでこの映画は80点。更に面白いってんだから満点超えも当然だ。
嬉しい本編との繋がりもいくつか。このちりばめ方がね、ニクいんだよな。実にニクい。
ちなみに私は原作漫画未読のドラマファンです。もちろんドラマでも毎週と言っても過言ではないぐらい、
新たに仲間が加わったといえばビエーン、誰かがケガしたといえばビエーン、試合に勝ったといえばビエーン・・。
しかも分かりきったベタ展開がほとんどなのに(笑)、「こうくるかな・・こうくるだろうな・・やっぱりキター!(号泣)」。
吉本新喜劇を見てる時のような泣き方。なんじゃそりゃ。ええ、どんだけ泣くねんってぐらい泣いた。
もともと夢とか希望とか努力とか友情とか栄光とかそんな言葉は苦手ですの。クッさい話も好かん。
根性ネジ曲がってるから普段はそれらを指して「プゲーー!!!」ってなってます。でも『ROOKIES』だけは別。
この映画でも3分に1回ぐらい誰かが「夢」って言います。ウザいぐらい夢だらけです。夢芝居です。梅沢富美男です。
見る人が見たらきっとOPからEDまで鼻がモゲそうなぐらいクッさい台詞とベタベタな展開のオンパレードに呆れるかも。
でもな、『ROOKIES』はこれがイイんだよ!これだからイイ!こうでなくちゃ!「ったりまえだバーカ!」ですよ。
2話だか3話だかで御子柴が言ってましたよね、「野球やって、みんなで卒業って出来ないのかな?」って。
サブタイトルにあるように、その「夢」も叶うわけだ。あーーー、泣いたなーーーーーー!←こればっか
恒例の、「窮地に追い込まれたA君にB君が励ましの言葉を一言かけることによって、たちまちA君がパワーアップ」とか、
「試合中なのに選手同士がたっぷり会話する余裕あるのね、しかもニコガクだけ」とか、
見る前から「ま、映画版は甲子園を目指すって言ってるんだから初戦で負けるわけないわな」って思うんだけど、
分かってる、分かってるんだけど、でも知らず知らずのうちに大興奮で手に汗ぐっちょり掻いて見入ってしまうのだ。
音楽だってもちろんお馴染みの例の曲。ドラマで「ここ感動するとこでっせ〜!」なタイミングで流れてくる、
「♪チャラララ〜ラ〜〜、ラ〜、ラ〜ラララ〜」ってやつ(分かりにくいわ)。映画でもどんだけループ。
泣け泣け演出盛りだくさん。ついでに「泣かぬなら、こっちが先に泣くぞ」演出も盛りだくさん。
でも!!!だからこそイイ!!!だって『ROOKIES』なんだもん!!!しかも最後の夏なんだもん!!!
映画になったから予算が増えたのでユニフォームがGUCCIになりましたとかそういうことは一切なく、
ホントTVのまま、何から何まであのマンマなんですけど、でもそうじゃないと逆に困る。
妙なスケールアップはノーサンキュー。あの世界を、あのマンマをドでかいスクリーンで。
「制作費はこれぐらいで、たぶんこれぐらいは動員出来そう・・ってことは利幅デカいだろうな」ってヤラしい(笑)。
まぁ正直「なんでわざわざ映画に?ドラマでじゅうぶん・・」ってのが正論なんでしょうけど、
でも今日試写会で見て「あぁ、私が大好きなドラマ『ROOKIES』が映画になって良かったなぁ」とつくづく。
だって、某クンがカキンと打った時、隣の席の人は無意識だろうけど 拍手した。「思わず、」ってやつですよ。
・・分かる!分かるなぁ!全然知らん人だったけど、映画終わりでその人と飲みに行きたかったぐらい(笑)。
『ROOKIES』を好きだという共通点を持つ見ず知らずの人たちとニコガクのサポーター気分を味わいながら
共に笑い共に手に汗握り共に涙し共に熱くなるという、この一体感。これも映画館で見る映画の醍醐味でしょ。
同じタイミングでみんなで声をあげて笑って、同じタイミングでタオルを取り出し涙を拭いたり鼻をススったり(笑)。
可愛いオマケ付きの前売り券 http://rookies-movie.jp/ticket/ishop.html を買ったんで、
公開されたら再度映画館でも見る予定。このお祭りを、たくさんの人たちと一緒に楽しみたい。
しかしルキメン全員、こいつらガチすぎるわ。市原隼人なんだか安仁屋恵壹なんだか、はたまた市原隼人なんだか。
芝居なのかガチなのか、いや、ガチか?なわけないんだけど、もうガンガン引き寄せられる渾身の熱演。
ぶんぶん揺さぶられる。もちろん最後の最後まで、場内が明るくなるまで見所はたくさんありますので要注意。
ラストはドラマと同様のテロップが出て、涙を拭きながら「ぷっ」と。てかコレもういらんと思うんやけど(笑)。
余韻残すどころか思わずトドメに笑っちゃったし。まぁでもあのテロップも含めて『ROOKIES』なのかもしれんね。
主題歌が変わっちゃったので『キセキ』が流れないことだけが唯一残念だったけど、ドラマファンの私は大満足の出来。
スタッフさんやエキストラをはじめキャストの皆さん本当にありがとう、お疲れ様でしたと言いたい。
でもな。これでもう本当に終わりなのかぁニコガクメンとお別れなのかぁ・・・そう思ったら見なきゃ良かったとか。ね。
見たら終わりだもん、楽しみがなくなっちゃったな。「あ〜、面白かった!」と同時に襲い掛かる絶望感・・(笑)。
ニコガク俳優さんのそれぞれの活躍を期待しつつ、今後も彼らのウォチに励みたいと思います。卒業おめでとう。
この映画、そこそこ当たりますように・・。「大ヒット御礼!」なんて、それを彼らへの“はなむけ”と出来ればなぁなんて。


ここからはキャラネタを。もちろん全員おいしいです。ドラマだろうが映画だろうが、どのキャラも愛しくて仕方ない。
やっぱり男の子の集団っていいなあ。キラキラしてるこいつら最高。
川藤は当然として、安仁屋、御子柴、若菜、平塚、新庄あたりは特に、出番や見せ場的には多かったか。
平っちの「過去映像」は爆笑間違いなしの鉄板。湯舟、桧山、岡田、関川、今岡あたりはまぁ同じぐらいかと。
でも皆さんそれぞれちゃんとおいしいですよ。あたしゃ中でも若菜と桧山のカラミが大好きなんだよね。
この2人が互いにガーガー言い合うシーンが映画でもあったので嬉しかったな、ドラマ同様たまらんツボでした。
映画でも御子柴は「超一流の、涙の釣り師」。小出恵介ってなんだろ?天才的に、泣き方が巧いんだろうか?
御子柴の涙がキラリ☆すると同時に何故だかワシの涙もドロリ。彼はなんと見事に涙をこぼしてみせるんだろうか感心。
映画からの新キャラ・赤星(山本裕典)と濱中(石田卓也)の出番も思ってた以上に多かった。がっつりカラんできます。
山本裕典の生意気加減もなかなかいいし、石田卓也は安定感抜群。でもメインはやっぱりドラマと同じくニコガクナイン。
安仁屋と塔子ちゃんのシーンも「キュウウウン☆」。ぐあーっ!高校球児の幼馴染ほっすぃーーー!←いまさら無理
FLAME伊崎も出てたな。デビルマン専門職を卒業し、今や立派なツッパリ専門職。需要もあるしいいことだ。
そして甲子園行きの切符をかけて最後に戦った笹崎高校のエース・川上(武田航平)ですが。
異様にハラハラ。ここでも香ばしかったらどうしようかと。「大丈夫かしら・・?(ドキドキ)」。おかん気分で。
野球経験者だし丸坊主だし彼がパッと見ぃ最も高校球児に近いかな。んー、まぁ・・でもなあ。
ドラマでは上地演じる目黒川の江夏とかがライバル校のエースだったので、それらと比べると多少弱い気も。
ちゃんと高校球児してたけど、やや強豪感が薄くて存在感も・・。しかしですよ!ここからが重要ですよ!
武田がニヤッと笑うシーン、ここで口元がアップになるんだけど「よし!きた!」と。これですよこれ。
なぜならワシが思うに武田は若手俳優の中でも1、2を争う「エロくちびる男」だからだ!これを見せずしてどうする!
「口が大写しになるキャラ」。そういう意味で武田が選ばれたのかと思うとニヤニヤしますね。しないですか。そうですか。
それとさ。桧山役の川村陽介なんだけど。ま、平っちは『クロゼロ』でオトコマエ認定出たやん?(いつの間に)。
それはもういいんだけど川村陽介ってさ・・いまさら気づいたんだけどめちゃカッコよくね?どうよ?どうでもいい?
とまぁ興奮状態で一気にダーっと書いたので(いつものことだが)よう分からん箇所もあるかもしれんし長文だけど、
参考にしてくだされば。何のだ。とりあえず全員で映画館にGO!ニコガクGO!ってことで。ほな。