映画『ごくせん』『アマルフィ』『レスラー』『ナイトミュージアム2

『映画は映画だ』
土曜の昼に何か映画を一本見ようかな〜何にしようかな〜時間が合うのがこれしかないからこれでいいか〜♪
軽いノリで行ったら女性客いっぱいでうええええ?なんで?・・・ああ、韓流スタァのアイドル映画かよ失敗したわと。
そんな感じで後悔交じりナメてかかったらドえらい面白くてひっくり返った!これのどこがアイドル映画ですか!
キム・ギドク監督作だったのか、納得。面白い映画に負けんぐらいソ・ジソプもカン・ジファンもええ芝居してたしな。
なんとも言えん非情なエンディングとかめっさツボ。ブームが去ったせいで韓国映画があまり日本に入ってこなくなった。
本数はがた落ち。でも、その分クオリティ高いのしか最近は見てない気がする。いやぁ面白かったわ。


モンスターVSエイリアン
それなりに楽しく見てたんですけど、ラストびっくり。あのまま生きていくって・・後々絶対に後悔すると思うんだけど。
大統領が超アホキャラでボロカスな描写ばっかだしわらった。向こうの映画でこういうのって珍しくないですか?


『いけちゃんとぼく』
子役が全員巧すぎ良すぎ!それだけで引き込まれるわけで!そしてオバの涙腺刺激しまくりなストーリー、こりゃ泣くだろ。
んでも冒頭からネタバレ全開のくせしてクライマックスに「どうじゃ〜?!」と言われてもなあ。なんとも残念でした。


映画『ごくせん THE MOVIE』
最初に言っておく!今すぐ亀梨和也玉森裕太のファンは前売り券を10枚づつ買うように!(笑)。
10枚じゃ足りん、30枚づつ買ってください!(笑)。休みの日は1日5回見てください!だって美味しいもん!
おいおいおいおいおい。どんだけ美味しいんですかニヤニヤ。これはもう彼らのファンなら大満足でしょ。
ジャニヲタ目線で「ホントうちのがすいません!あざす!」っていう(笑)。勝手に「お察し」したい気分(笑)。
カット割の数といい見せ場の多さといい、分かりやすく不自然なぐらい美味しかったのう(笑)。
ちなみに泉政行、佐藤智仁森本亮治中村優一などのモブ卒業生たちの出番は、
4〜5人づつで固まってTVを見てる3シーンのみ。台詞なし。んでもビックリですよ、ちゃんなかはパン屋さん?
『スマイル』最終回でガッキーが出した店みたいなさ、卒業してから移動式パン屋に就職した模様(笑)。
「友情出演」とあった2メイン卒業生たちでいうと、速水もこみち小出恵介小池徹平が本編でちょこっとカラんできて、
最後の最後で1のメイン卒業生(熊井以外)が順番に登場。ええっ?石垣佑磨はいつの間に解禁?(笑)。
あまりに驚いて何を喋っていたのか覚えてない(笑)。次に成宮寛貴、ほんで小栗旬でシメ。2分ちょいって感じかな。
映画自体は「・・・まぁこんなもんか」。予告を見た段階で「この映画、大丈夫かしら」臭はムンムンだったんですが、
キャスト発表の段階で萎えネタ盛りだくさんだったんですが、実際に見ても・・。あーあ。仕方ないんだろうけどさ。
いまさらですけどアテクシ「男大好き☆」人間でございまして。なのでもちろん見てました、ドラマ『ごくせん』。
熱心に見てましたねぇ〜、『ごくせん』の1と2は!3にいたっては関西Jrが2人も出るってもんで放送前から大興奮!
初回は友達みんなで集まってアーダコーダ言いながらリアルタイム鑑賞会をした思い出が。ああ、楽しかったな。
それほどにまで楽しみだった3ですが、男の子のレベルはもちろんのこと出来自体も1や2とも比べちゃってさ。
「なんだか、つまんなくね?」「毎回同じような話やし飽きてきた」「1回ぐらい見逃しても別にかまわんか」なんて。
そんなこんなで気が付きゃ途中リタイア。無念。でさ、そうこうしてたら映画化決定ですって。えー。いまさらー。
どうせやるなら一番勢いがあった2の直後にやっとけよー。しかも「伝説の卒業生たち大集結!!」ってよ。おいおい。
どの口が言うんじゃこら。沢田慎おらんやんけ。『ごくせん』やろ?ほんなら何はなくとも沢田慎ちゃうんかと。
しかも小田切竜が教育実習生だと?あれ?そういうキャラでしたっけ?で、小田切は出るけど矢吹隼人は出ないと。
色々事情はあるんでしょうね、そこは敢えてスルーで。でもさ、出てないどころか本編では誰も触れもしない。
他のメイン卒業生は出てくるのに、誰も。そんなキャラは最初から存在しなかったような扱い。なんというイリュージョン。
ってことで、大集結してるように感じないワシにとっては、この映画は「祭り」ですらなかったよ残念。
しかも予想はしてたけど、これは・・映画としてどうなのよっていう。言いたくないけどTVドラマで充分ちゃうんかと。
前半は玉森メイン・新3年のターンで、後半は三浦春馬メイン・旧3年のターンといった構成。まんま1時間ドラマの2本立て。
画面見ててツラい。しかも前半が特に正直しんどい。全体的に芝居のレベルも低いし・・。それは言わない約束か。
玉森たちをボコるゲスト悪役には大口兼悟が。このキャラも酷い。この人って最近こんな役ばっかしやってるね可哀相に。
3の途中でリタイアしたワシに誰か教えて。ヤンクミはいつから怪力キャラなの?ターミネーターみたいになっててビックリ。
それ以外にも相変わらずツッコミどころは満載なわけですが、途中からツッコむ気すら失せる展開で。うーん・・・。
やはり映画となるとそのへんも非常に気になる。ストーリー展開、演出ともに輪をかけてアラが目立つというか。
ドラマでは気付かなかったけど、映画で見ると熊井の家のラーメンが全然美味しくなさそう。それはどうでもいい。
ええ、いいのだ。別に映画として成立してなかろうがツマらなかろうが、そんなことは期待してないし全然どうでもいい。
問題はだな、「カッコいい男の子がカッコよく撮られてない」ということなのです!(キッパリ)。
諸々の事情で仕方ないのかもしれんけど、ホンマ頼んまっせ。たとえば三浦春馬な。あれえー。なんだこれえー。
今日は『クローズZERO?』を見た時と同じスクリーンで見たんだけど、春馬たんは別人のようでした・・。ううう勘弁して。
もちろん三浦春馬だけでなく他の子も同様に。お願いだから、もうちょっと愛情もってカッコよく撮ってあげてよ。
あまりにも、「いやいや、これはないわ!(ガビーン)」と何度も。監督はオトコマエに何か恨みでもあるのか?!(笑)。
色んな「お約束」は映画でもあったし、「そいつらはアタシの教え子だよ!」の逆パターン変化球もあったりして、
『ごくせん』ファンなら楽しめるんかもしれんけど、でも、まぁ一番楽しめるのは亀ちゃん&玉ちゃんファンだろうなぁ(笑)。


『ナイトミュージアム2』
面白い!これは面白い!1も大好きだけど、前作ほど楽しめる続編って珍しいんじゃないかしら。
もちろん前作を見てなくても思いっきり楽しめると思います。
でも1で使われた「鉄板ネタ」が2でもいくつかあって、だから更に笑えたりして。
歴史や美術品にもっと造詣が深けりゃもっと楽しめたかも?!いやいや、なくても充分です。
年齢性別問わず頭からっぽにして大いに楽しんできていただきたい次第。いや〜、楽しかった!


トランスフォーマー/リベンジ』
またきた続編も面白いパターン!嬉しいねぇ、大作続きの昨今しかも大当たり。映画好きにはたまらんねぇ。
今作もOPから興奮しまくり。無性に腿から膝からつまさきまでゾワンゾワンしちゃう。
んでも戦闘シーン長すぎ・・。途中で飽きちゃったわ。もうちょっと短かかったらな。まぁ充分面白かったんだけど。
いやぁ面白かったよ。「他人を楽しませるためならオレらは血反吐はくぐらい全然平気っすよ!」みたいな気概を感じる、
王道のザッツ☆ハリウッドなエンタメムービーでした。えらい。えらいぞ!これはDVDも欲しい。あと、玩具も☆


『レスラー』http://www.wrestler.jp/
私はプロレスなんて好きではない。プロレスどころか格闘技なんて全然好きじゃないし、見ない。
見たところで「うわっ、痛そ〜・・なんでこんなことやってんの?誰がこんなの見たいの?摩訶不思議〜」ってなもんだ。
プロレスラーの気持ちもプロレスファンの気持ちもさっぱり理解できん。ワシに言わせりゃキングオブ意味不明な世界。
んでも話芸の達者な方々による「プロレスの話」は好き。だって知らんでも面白いから。面白いってことだけは分かるから。
でも、だからってプロレス面白そう☆アタシも好きかも☆なんて気にはならない。それはそれ、これはこれ。
で、この映画はタイトルにある通り「レスラー」が主人公なのだ。なので全く気乗りしなかったんだけど・・どんだけ名画ですかこれ!
プロレス好きとか嫌いとか関係ないもん。それはそれ、これはこれ。この映画はスンばらすぃのだ。なんて良い映画なんだと。
主人公の「レスラー」は、どうしようもない男なのだ。どうしようもない男のくせして家族を作ったりするし恋人も欲しがったりする。
ホントどうしようもない男。いえ、どうしようもなく不器用な男。そしてどうしようもなくプロレスを愛してやまない男なのな。
んー、もしかしたらプロレスに愛されすぎたうえに、どうしようもなくなってしまった男なのかも。卵が先かニワトリが先か。
この男は骨の髄までどうしようもない。が、この男をどうしようもなく嫌いになれない。それどころか感情移入しまくり。
いやぁ感情移入できないところの方がほとんどなんだけど、ア・リルな部分がたまらん。ダメだー。
この、どうしようもない男のさぁ、どうしようもない行動や状況すべてがたまらないのです。だって、どうしようもないんだもん。
でもさ、このどうしようもない男を取り巻く人々はどうしようもなく優しい。どうしようもない男を描く視点もどうしようもなく優しい。
そのへんがどことなく北野武映画に似てるなぁなんて。どうしようもない男を描くの得意じゃないですか、あの監督も(笑)。
でね。クライマックスで再びリングに上がると決意を固めてから、それを彼女に打ち明けるあたりからラストまで。これはムリじゃわ。
お恥ずかしながら顔がグチャグチャになるほど泣いてしまったよ。特にマイクパフォーマンスとかさ、こういうのは、もうなあ。
彼が可哀相とか切ないネとか、そういう感情ではないのです。でも涙が止まらんかったのだ。これが感動ってやつですか?
このどうしようもない男の人生に自分の人生を重ねて見るもよし、ファンの立場で見るもよし。とにかく素晴らしかった。
なるほど、ミッキー・ロークはこの映画のために猫パンチというフリがあったのかと。プロレスラーって凄い。そこまで思える凄い映画。
プロレスであれ何であれ、他人を楽しませる職業=偉業だと痛感。もちろん映画もそう。だから映画って凄い。だから大好き。
実はそこに“痛み”があるからこそ、我々は楽しめるのだなと。そして“痛み”がないヤツに他人なんて楽しませられるわけないがなと。
どんな職業でもきっとそうなんだろうけどね。でも、この点においては自戒の念を込めて。ダラダラと享楽的な人生を送ってるやつに、
他人を楽しませることなんてできやしませんよ〜なんてさ。でもね、こんな凄い映画を見たんだから、ねぇ。
当たり前のことをいまさら噛み締めざるを得ないっていう、ホントいい映画でした。間違いなく今年ベスト10に入っちゃう。


ターミネーター4
んんん・・。見ごたえはあったけど前作と比べちゃうと出来はどうにもなぁ。
ターミネーターっていうよりトランスフォーマーみたいやなと。全裸シュワちゃんわろた!


『そんな彼なら捨てちゃえば?』
登場女キャラを「アホやな(ぷ)」と笑いながらも、一々身につまされたり(笑)。ネタも効いてるしそこそこ面白かった。
向こうがお得意とする「小粋なスイーツラブコメ」ってやつね。シャレた会話に若干イラッとしつつも意外とハマったなぁ。


The Harimaya Bridge はりまや橋
説教くさい映画。いまどき日本人にそこまで言う外人いるかよって感じ。時代錯誤な。現代設定じゃないとしてもだよ。
しかし穂のかは父ちゃんに似すぎだろ!特に口元。そこばっか意識が集中しちゃって本編そっちのけに(笑)。


山形スクリーム
冒頭から「ここ笑うとこでっせ!」連発のわりには誰も笑ってなかった満員の試写室・・。大丈夫なんでしょうかコレ?
EXILEは頑張ってたよ。うぉっと、ここにもデビット伊東が!この人、どこでもホントいい仕事してるから最近ちょっと好き(笑)。
ちなみに1シーンだけ「コンビニの店員役」で三浦春馬が出ています。・・・。・・・。・・・まぁ、お時間あれば自己責任でどうぞ。


アマルフィ 女神の報酬
織田裕二の新作きたーーー!もーね、めーーーーっちゃくちゃカッコいい!これよこれ、こういうUGを待っていたの!
クールで不言実行型のデキる男キャラも衣装もストレートど真ん中のザッツ☆カッコいいUGを堪能できて余は満足じゃ。
UGはノータイの方がイイね。特別出演・福山雅治の出番は予告にある喫茶店のシーンを含め3シーンのみ。
少なかったけど、でもいい男が並んで歩いてるだけで名画認定だねこりゃ。もちろんUG単品でも名画認定。
ホンマかっこええええ。あまりにUGがカッコいいんでイタリアの景色なんてあまり目に入ってきませんでした(笑)。
情熱大陸』を見るまで美術が種田陽平なことにも気付かなかったほど(笑)。なんという無駄遣い(笑)。
そんなこんなでストーリー的には色々とムリあるし画面は典型的なテレビ屋さんが作った映画だったんですけど、
こんだけUGがカッコよかったら別にヨシ。これはいいUGプロモですわ。続編こい!その際は是非TVドラマで!