「乙女ゲーム」に見る、乙女の「萌え」メカニズム

「萌えの狩人」なる異名を持つワシとしたことが、何故今までこんな萌えゾネス軍団をスルーしてたのだろうか?
ぎゃーっす!もっと早く手を出すべきでした!人生損してたーっ!はよ言うてーーーっ!!!
・・・すすす、すんません・・もう今日でこの手の記事は最後にするから・・だから我慢してくれ!(土下座)。
ってなわけで「乙女ゲーム」。ドドドはまりしてました正直。いや〜、「ツンデレ」って本当にいいもんですね☆
「あたっ、痛ったたたた!!!」。何度、肋骨がミシミシ軋むほどに胸がキュウウウウ〜ンと啼いたことか。
痛いほど胸キュン。今まで一度もプレイしたことない人はきっと、ワシのような「乙女ゲーム」を好む人間に対して
「ゲームというバーチャルな空間だけでも男にモテたい願望爆裂のブサオバきっつ!」と思ってるでしょ。
ワシも実際このようなこと思ってましたしぃ〜(おい)。しかし一度やって二度三度やってからエンドレス。
エリートでナイスバディなイケメンから甘い言葉を囁かれてウットリ?否!乙女ゲームの魅力はそこじゃない!
きっとゲーム制作者は↑「その程度でユーザーが萌えてくれたらワシら濡れ手に粟じゃ」と呟くことでしょう。
女心と秋の空。乙女心は複雑だしホントめんどい。そんな女独特の“面倒臭さ”が実によく研究し尽くされている。
同時に「プレイヤーである乙女どもから萌え汁&銭を搾り取ってやるううううううううううう!」と実によく(笑)。
プロット、シナリオ、ストーリー展開、キャラデザインや設定や世界観やBGMや主題歌&挿入歌などなど、
「自分らが下血してでも客に吐血させる」をモットーに(ほんまか)、「なんとしても萌えさせる!」という気合満点。
が、しかーーし!たまに、ですよ?たまに「プ!」いやそれどころか「ちょ!!!(笑)」ってのもありまして。
「おいおい待てぇい!(笑)」と何度も。なんやろね、どうしてもツッコまざるを得ない点がいくつもあってさぁ。
だからって嫌いじゃなかったり。むしろそういうゲームの方がいつまでも心に残ったりしてね。これまた厄介。
もしや乙ゲーって「ツッコみながら萌える、萌えながらツッコむ」が正しい楽しみ方のような気がする今日この頃。
この感覚って『ドリボ』などのJ舞台を見る感覚に近い。要は、吾輩には長年に渡って培った耐性があったのかも。
元々ゲーマーじゃないので、どっちかっていうとデジタル小説ノリの乙女ゲームの方が楽チンだし好み。
しかも結構ドラマティックだったりするので、映画やドラマ(韓流ドラマも含む)好きな方にも受けが良さそうじゃ。
そして少女漫画(作画耐性)や小説(長文テキスト耐性)が好きな人ならたぶん大丈夫、向いてます。
なので「アタシ絶対に向いてる!」と思いコンダラ試練の道を〜♪ってなわけで立て続けにヤルしかねぇと決意(…)、
萌えか疲労か判別つかんほどフラフラになってようやく落ち着いた。しばらくはゲームを控えようかな。
ということで、大層なタイトル付けてますけど、単なる「乙女ゲームあるあるネタ」なり(笑)。いっきま〜す!!!
(※あくまでもワシという初心者が10数本だけプレイした上でのネタですので全てに当てはまるわけではありません)



■「ひょんなことから」に突っ込むなかれ■
ストーリーは基本的に「ひょんなことから」の嵐です。物語の全ての始まりは「ひょんなことから」です。
「ひょんなことから」主人公の女の子が色んなキャラのイケメン男子たちと同居することになったり、
「ひょんなことから」某王国の王女様に祭り上げられたり、「ひょんなことから」新選組の一員になったりします。
でもそこにツッコんではいけません。そんなことウダウダ言うやつ先生キライでぇ〜す☆
しかもこの「ひょんなことから」ってのがなかなかどうして。しっかり「いきさつ」が説明されるので
「ひょんなことからって・・ひょん過ぎるやろ!」とおつゆ飛ばして抗議する前に、ウッカリのみ込まれます。
挙句、「まぁ生きてりゃそういうこともあるかもしれんね〜♪(なかったけど)」。これぞ乙ゲパワー。あなどるなかれ!


■カブらないよう皆で示し合わせたかのように、色とりどりの男キャラたち勢ぞろい■
普通さ、男の子の集団って若干キャラかぶってるヤツ数名いたりするじゃん?それがね、いないの。あれビックシ。
これはもう、事前に打ち合わせたうえで集っているとしか思えない!(ま、実際そのようなもんだが)。
王道ツンデレ、ドS、実直クール、天然ぼっちゃん、元気ヤンチャ、ちょいエロ大人、インテリ眼鏡などなど、
「どれでも好きなの持ってってくださ〜い!(ニッコリ)」。え。いいんですか?(ニヤニヤ)。
しかもこいつら全員もれなくイケメン(※設定)でさ。そりゃもうどこの何ーズ事務所のアイドルユニットだっていう。
お陰様で最近はパッケージを見ただけで、誰がどんなキャラか予想付くようになりましたイエイ☆
果たしてワシがこの才能を開花できる瞬間はいつなのか。全員で静かに見守ることにいたしましょう(合掌)。
ちなみに「一番好みなキャラほど、実は攻略対象外で単なるサブキャラだったりする」のもお約束です・・・。


■主人公ほったらかしで、男の子同士のワチャワチャシーンがある。無駄に。■
あらぬ妄想や二次創作したい人向けのサービス的意味合いもあるかとは思われますが、
どうやらこの手のシーンは乙女ゲームにとって是非モンの様子。
だって「乙女の好物」は決して高級寿司でもステーキでもティラミス(古っ!・笑)でもないからさ。
何が好物って?んなもん「男子同士のワチャワチャ」に決まってるやんけボケがああああああああ!
ゲームの本筋から外れて男同士が冗談を言い合ったりジャレ合ったりする「男子同士のワチャワチャ」。
なんと神聖な空間か。双眼鏡どころか画面越しでも拝んじゃうっての。だからピンよりも集団が好き。
しかも更なるサービスが。「男子ワチャワチャ、その中に自分ひとりだけ女〜♪」←ゲームならでは
男子運動部のマネージャーになれなかったトラウマを解消してくれます(そんな願望もトラウマもないけど・笑)。
たまに「こんな無駄なシーンを挟む暇があったら、さっさとストーリー進行しろ」とも思うのですが、許します☆
無理なくワチャワチャを挿入するためにはどこで?それは「飯」シーン。鍋をつついたりオカズを取り合ったりすると。
「風呂」Verも見ましたが、こっちはどうにも無理がある。やっぱ「飯」。人間なら誰しも食う「飯」のシーンだな。
彼らは存分に大騒ぎしてくれます。色んな男子が色んな男子に対して豪快に無駄口を叩き合ってくれるという。
するとそこで主人公のモノローグ:「ふふ、こうやって大勢でワイワイとご飯を食べるのって久しぶりだな楽しいな」
そこで主人公は内心ほくそ笑んだりしないし「○○クンと△△クンのカップリング萌え〜」とはモノローグで語らない。
自分はあくまでも主人公気分でプレイ。しかし男同士のワチャワチャをチラ見してニヤニヤする主人公はイヤん!
本当の自分はニヤニヤするけどNE。でもゲームの中にリアルな自分なんていらないの。って。なにそれ(笑)。


■なによりも、プレイヤーである「乙女のプライド」を尊重した主人公キャラ&ストーリー展開■
主人公の女キャラ。これは攻略対象である男キャラと同等に、否、それ以上に重要視されているのでは。
主人公を好きになれるかどうかが鍵。なぜなら、どんだけイケメンを揃えたところで主人公に共感できないと、
「なんでこんな主人公が惚れられるのさ?よって、こんな女に惚れる男ツマんね(ケッ)」。一気に突き放す。
この感覚は三次元界でもあるな、「あんな女に惚れるこの男きっしょ!萎えた!」なんて(笑)。笑えない(笑)。
まぁドラマや映画でも同じか。女視聴者が女主人公に多少なりとも共感できない作品は見ててツラい。
「出過ぎず引っ込み過ぎず、素直で健気で一生懸命な頑張りやさん」キャラ、これが一番ウケるのかもな。
攻略キャラをF4とし、主人公をつくしと考えると『花より男子』のヒットの理由もすんなり納得できる。
そして確かに自分は主人公だけど、自分みたいな主人公は好かん。これワシに置き換えたらどうよ?
「“めんどくせー”と“だりー”が口癖な、オタクでズボラでガサツでビール腹なアラフォー主人公☆」。
ぜえええええったいにイヤだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(切腹)。
全く共感できないからヤなのだ!え?アンタ実際そうでしょ?いや、確かに現実のワシはそうだけど!
ノメってやるわけじゃないけど、そこまで客観視してやるものでもない。プレイするのはあくまでも自分。
「主人公は自分じゃない。けど共感したい!でも自分みたいなキャラの主人公は絶対にイヤだ、
自分じゃないんだけど自分じゃなさすぎるとツマらんけど・・でも自分じゃないけど自分」←乙ゲ界・メビウスの輪
このメビウスの輪の、「どっちが表でどっちが裏か」を把握しかねると、そのゲームはただの失敗作と化す。
あくまでも「(男キャラからだけでなく)プレイヤーである乙女からも愛されそうなキャラクターの女主人公」。
そしてゲームの女主人公キャラの何がエラいって、たまにわざとこっちがトンチキ回答を選んでも、
他登場キャラから総スカンくらいそうな選択肢をフザけて選んだところで、そこに「理由」を存在させてくれる。
例えピンチな場面で「自分だけ逃亡」を選択したところで「保身で手いっぱいのセコビッチ」にはならない。
「ンまぁ!アタシ(※主人公)って実はそこまで色々考えて逃亡したのか!気が利くぅ!」と、我ながら感心(笑)。
もちろん答え如何では目当ての男子キャラの好感度が下がったりエンドの変更はある。そこはゲームだし。
しかし何がどうあっても、当初設定された「主人公のキャラ」だけには結界が張られ守られているのだ!(ババーン)。
ワシなんざたった10数本しかプレイしてまへんで。んでも何に感服したって先ずはココ、「乙女のプライド」。
ツンデレがどんだけ極度のツンをお見舞いしようとも「絶対にプレイヤーが踏まれたくない地雷」は踏まないもん(笑)。
なのでつくづく「女主人公キャラの、そしてプレイヤーである乙女のプライドものっそ守ってんなー!」って。
そしてどこでどうあってもどうなっても、そこに「理由」と「言い訳」があれば無問題。だって女だもん。
女って「理由」が、そして「言い訳」が欲しい生き物。ゲーム制作者はプレイヤーの本質を熟知してそう。
だって女ってさ、結局は「自分」。先ずは「自分ありき」じゃん?痩せたいのも素敵な服を着たいのも「自分のため」。
異性の目より同性の目、もっと言えば自分の目。「こんな自分でいたい!」という自己愛が行動原理だったりするし。
そんな「自分大魔神」としか言いようがない女=乙ゲプレイヤーの、何を重要視するって「乙女のプライド」っしょ。
主人公のキャラは大事、キャラデザイン含めてな。そこそこルックスは可愛くあって欲しい。そこそこのスタイルで。
だからといってナイスバディ過ぎで男受け抜群っぽいロリ顔主人公は好かん。な、女って、そして乙女ってホント厄介(笑)。


■主人公は攻略対象男子をガンガン攻めるくせに、いざ、男子の気持ちには異常に鈍感■
「あれ?さっきのと矛盾してね?」とお思いかもしれませんが、矛盾してません。これもまた「乙女のプライド」。
主人公は終始、攻略ターゲットの男子をガンガン攻めます。攻めなきゃダメです。だって恋愛シミュレーションゲームやし。
主人公を動かしているのは自分。こっちからデートの約束をガンガン取り付けて目当ての男子に付きまとう。
なのに男子がこっちを意識し始めた途端に主人公キャラはあっさり手の平返し!男キャラがその気になると、
「まさか・・私のことそんな風に思ってたなんて・・(ぽっ)」とキョトン面カマす小悪魔タイプの主人公が多い。
中には「わ、わたし・・そんなこと言われてもっ、まだ自分の気持ちが分からなくてっ」なんて輩も(笑)。
いまさら何言うかと。ここは矛盾してるよね。でもいいの。ちゃぁんとプレイヤーである「乙女のプライド」は守られてるから☆
う〜ん、バカにしてたけど心の底ではみんな小悪魔@蝶々に憧れてるのかもしれませんね。うはっ、ねえYO!


■制服は懲りすぎ、ただし私服は激ダサ■
ごく普遍的な「真っ黒・学ラン」なんて見たことない。どこの『学園(※ここ重要)(※たぶん私立)』の制服も
「え?これってD&G?もしかしてP&G?しかもコレクション用?」ってな勢いの奇抜なデザインの制服ばかり。
とてもじゃないけど学校帰りに寄り道できないし、中には着脱方法に疑問を抱くようなものまで。
教師も理事も学園長もキャラ立ちすぎの変わり者ばかり、そんなやつらの学園だし当然といえば当然か。
オサレなんすかね?うん、まぁオサレとしようじゃないか。そして男キャラはどんな時でもその制服を着っぱなし。
制服のまま寝てんじゃないかなってぐらい。ですが、たまに私服に着替えてくれます。こ!れ!が!(ババーン)。
百年の恋も一気に醒めるような激ダサファッションでズッコケ必至!いくら超絶イケメンったって、
「ちょ!私服のセンスどうなの!(爆笑)」となるので萌えにくい。ツンデレキャラだとなおさらNONSTOPプゲラ(笑)。
無頓着というより、過剰なオサレで逆にダサいパターン多し。Tシャツのロゴは100%へんちくりん。
アレだな。まるで、会社帰りにスーツ姿サラリーマンと合コンしてイイ感じになったので
再度約束を取り交わし休日に会ったら「意外と私服やっべええええええ!(ぎゃふん)」みたいな例のアレですよ(笑)。
もちろん男キャラだけでなく、主人公の私服も激ダサ多し。一応主人公は自分だし、せやし内心複雑・・。
「彼とのデートのために服を着替えましょう」なんてオプションがあるゲームがあったんだけど、
どの店に行ってもビミョーな服しか置いておらず・・。仕方ないので一番無難な服を上下チョイスして着てったら、
「普段そんな格好してんの?オレあんま好きじゃないな」と玉砕。その前に!おめぇの服はどうなのよ!
なので渋々彼好みのSEXYな洋服を調べて購入。「ちょ!!!これ、どこの惑星のビッチですか!!!(唖然)」。
しかし彼から褒められて「すっげぇ似合ってる・・(ぽ)」なんて頬を染められた日にゃ、「ま、ええか・・」なんて☆
デートのたび、立ち○ぼファションに身を包んで意気揚々と出かけていく自分に真の乙女魂を見たね!(ふふん)


■乙女の恋を盛り上げます、ライバルが!そしてモブキャラ女子たちが!■
攻略男キャラの中に必ずひとりは、その世界での「アイドル的存在」なヤツが出てきます。
たまにキャラ絵が下手なため、どれがアイドル的存在な男子か判別つきにくいのもありますが、
そういう時は騒いで教えてくれます「モブキャラ女子」が。そしてそんな男キャラと主人公が会話をしていると、
「○○クンと今一緒にいる女って彼女ぉ?ショックぅ!」と大騒ぎしてくださいます。・・・。ツーン!←お手軽
更には嫉妬して嫌味を言ったりイジめてくる女キャラも登場。そうすっと、すっ飛んできてくれますよヒーローが。
モブ女キャラの嫉妬=胸キュンイベントのフラグ!主人公がピンチ中のモノローグは「〜した、その時!」が定番。
そして男キャラの台詞は「何やってんだよオマエら!」「手を離せ!」「こいつを傷つけるやつは誰だって許さない!」
「こいつには指一本触れさせない!」など。そう考えるとこんなのって『恋空』や『赤い糸』でも見たな(笑)。
乙女の「(好きな男子から)守られたい願望」って絶対なのか。あと、実は「噂になりたい」願望もあるのかな?!
守ってくれた後には「オレが傍にいてやる」「何があっても離れるな」、そして「オレがオマエを守る!」。
これらはドラマ『二十歳の約束』でも散々見た。ほほう。ワシって実は何十年も前から乙ゲ気質タップリだったのか(笑)。
ちなみにモブではなく役名もあるライバル女子キャラは可愛いし男受けするタイプだったりする。うっ、負けそう。
が、しかーし!そうはいかないのが乙ゲ!ライバルを蹴落として目当ての男子を見事ゲット!カ☆イ☆カ☆ン☆
「うひょ萌えるし燃えるぜ」というわけで、オノレの腹黒さをも今一度確認しつつハッピーエンド。どないやねん(笑)。


■男キャラから「おまえみたいな女、初めてだよ」「ったく、おまえってホント変わってんな」などと妙な感心をされる■
乙ゲ界では「キミって可愛いね」「素敵だな」「魅力的だよ」なんてありきたりな褒め言葉は邪道なのかも。
むしろ「クスッ、おまえってヘンなやつだな」「かなわねぇよ」「面白いな」←これらはゲーム内で実によく言われる。
ってことは乙女な皆さんは目当ての男子からこんな台詞を吐かれたいという願望があるってことなのか?
それともゲーム会社的には「この褒め言葉なら誰にでも当てはまるしな、常に採用〜♪」ということなのか?!どっち?!
そういや男キャラはいまだに「ったくぅ〜」なんて平気で言います。21世紀なのに。絶滅危惧種として今すぐ保護したいです。
余談ですが、男向け恋愛ゲーム『ラブプラス』のサンプル動画を見ましたが、やたらと女がモジモジ&クネクネ。
「オシッコ我慢してんの?」と聞きたくなるようなポーズの女ばっか。ハンバーガー1個注文するのもモジモジ。
「シャンと立ちやがれーーー!」「はっきり喋れやーーー!」。そして最後に「そんな女おるかーーー!!!」。
なるほどな。そっちもこっちも芝生の青さは同じってこった。ええ、決してホントはどっちも青くないんだろうけどね(笑)。


■主人公が、料理を作る/作らされる■
どんだけお腹が減っても「デートがてら近所の『王将』で唐揚げ定食いっとく?」なんて誰も誘ってくれません。
そこは主人公が料理を。料理が嫌いなのでこの手のシーンのたびに「なんでワシが?ダリぃよ!」とゲンナリ
しかもせっかく作ってやったのに、ツンな男キャラは必ず「まぁまぁだな」程度のコメントだけで感謝しない。チッ。
ワシャ実際に料理が下手なだけでなくゲームも下手なので、バレンタインチョコの出来も酷かった。(※ゲーム内で)
すると男キャラから「よくこんなモン渡せるな。ある意味、勇気あるよ」とか言われて本気でムッカーッ!(笑)。
ゲームだっつーの!やり慣れてないからコントローラーの操作の仕方が下手なんだよ、だから仕方ねーだろ!
本気出せばもっと上手に・・・つか、手料理なんて“気持ち”でしょ?!四の五の言わずに有難がって食えや!
まぁでも乙女には「好きな男子に手料理を振舞いたい」という願望が、もしかしたらデフォな勢いで存在するからこそ、
こういうシーンが挿入されるのかも。え?ワシ?喜んで食べてくれるとしても、料理するのはダリぃから嫌い(笑)。


■歴史モノであれ現代モノであれ架空未来であれ、戦う時は「ピストル」よりも「刀」■
「私たちは死ぬために戦うわけじゃない、共に生きるために戦うの!(キリッ)」。
こう言いながらワシャ今までなんぼ世界を救ってきたことか(笑)。ちったぁ感謝しておくんなまし(笑)。
仮面ライダーに出てくる銃使いライダーは、すぐヘタれる」が定説な今日この頃、
それとは全く関係なく、どうやら世の乙女たちは「銃使い男子」より「刀剣使い男子」のほうが萌えるとみた。
旧作でも新作でも「また刀かぁ」と感心。構えのポーズがカッコイイから?動きが映えるから?
確かに銃撃戦より殺陣の方が画に臨場感や迫力あるかも。うん、これは乙女より制作者側の都合かも?!


■頭上から落ちてくる“何か”を2人で眺めながら、主人公が「キレイね〜・・」と呟く■
クライマックスなどにてよく見られるパターン。いい雰囲気の2人の頭上には降ってくる、とにかく降ってくる。
雪、桜や薔薇の花びら、紅葉、星などなど諸々。「アタシたちの思い出の1ページを彩る大自然さいこ〜」ってか。
確かに絵になるし美しい。んでもこんなのフツーやん?今まで普通に生きてきたら誰もが経験したことあるやん?
もっとゲームっぽいやつ希望。なんでゲームの中でまで男と2人でハラり舞う雪を〜・・って、なかった!(ガーン)。
記憶中枢ホジくりかえしても、そんな思い出は全くなかった!うああ、ゲームばんざーーーい!!!!!(感涙)。


■「滾る(たぎる)」という用語が頻繁に登場■
特にBLに多いんだけど。でもこっちの世界に手を出さなきゃあまり見聞きすることがなかった用語かと。
ま、何かと「たぎって」ます。女と男、男と男の間に恋の炎があがりゃお約束かのように誰しもが滾ります。
ちなみに今月は『ドリボ』に行く予定なので「亀たぎりまくり!」などと使ってみよかな。あ、意味が変わりそう。


■「突然に抱きしめっ」「不意打ちキッス」「腕をギュッ」「手首ガシッ」など、適度な強引さ☆■
「しっ、静かに!」「黙れっ!」なんつって、主人公が突然背後から手の平で口を塞がれるパターンも多数。
言わずもがな「あすなろ抱き」もたんまり見たで。やっぱこれらは永遠に「ドキッ☆」シチュの鉄板なんやねぇ。
男キャラによる、この程度の適度な強引さって皆さん萌えるんかな?そうかもしれんよね。ようけ見たもん。
これらも乙女の願望なのかも。「時に強引でもOK、ただし私が“好き”な“イケメン”に限る!(キッパリ)」←※これ重要


■男キャラからの呼ばれ方は 「キミ」<<<「オマエ」<<<「自分の名前」←これ最強■
いくら主人公の名前を変更したところで所詮はゲーム、なので実際に音声で名前を呼んでもらえません。
そこは「あなた」か「キミ」か「オマエ」。「ユー」と呼ぶのは某事務所の社長のみってことでまずありえません。
もしくは音声は出ずに「○○」や「○○ちゃん」と、初期設定した自分の名前が画面に表示されるパターン。
そんな中、断トツ音声では「オマエ」呼びするヤツが多い。オマエかぁ。みんな好きだよねぇエラそうな男・・。
つか「オマエ」ってよ!あたしゃ結構ムッとする。オマエごときにオマエって呼ばれたくない!←オマエも言うな
まぁでもキャラによってはオマエ呼びだからこそ萌えるってのもあるなぁってことでオマエ大歓迎!←どないやねん
そんなある日、激しくオススメされたのでDS版『ときめきメモリアルGirl's Side 2ndSeason』をプレイした。
このゲームにはいくつか革新的な点があったため、乙女ゲームにしては異例のヒットを記録したらしいのだが、
何が凄いって「入力した自分の名前を、実際に“音声で”呼んでもらえる」ということ。こ!れ!が!(ババーン)。
「ミカっ☆」。「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!名前を呼ばれたァァァァァァァァァ!!!!!!(脱腸)」。
ま、正直ダイブした後に軽くベットの上で延々のたうち回ったぜ。おいおい。そんなに男から名前を呼ばれたかったのか。
いやいや、冷静になれ。そう言えばさぁ?!男性タレントの握手会では「頭を撫でてください」と同じぐらい、
「私の名前は○○っていいます、○○って私の名前を呼んでください」とお願いするファンが多いと聞くじゃない。
それに、かのレジェンド的フェスティバル『東方神起/名刺交換会』が何故に永遠にレジェンドたるかっつーと、
ファンが作ってきた名刺をメンバーに渡すと、そこでメンバーが目を見て自分の名前を呼んでくれたからだ!そうだ!
「世の乙女は、自分の名前を呼ばれたい」ものなのだ!ただしイケメンに限る!しかもエエ声で!ずうずうしっ!(笑)
余談ですが。「これって・・入力したらどんな名前でも呼んでくれるのかな?(ドキドキ)」と妙な好奇心に駆られたワシは、
ついついこんなもんを入力してしまった→「名前:うんこ」。声優がええ声でうんこって言うんか?どうなんや?!
すると突然「ニックネームは“うーちゃん”でよろしいですか?」の表示が。ぎゃーーっす!さすが天下の任天堂
ワシみたいな輩が小学生みたいなアホ行為をかますことなんざ想定の範囲内かよ!ホレたぜ完敗☆


■告白シーンとキスシーンに萌えてこそ、特に「ラブ・フラグ」に萌えてこそ乙女ゲーム!■
これはイイ。何度見てもガツンとくる最強のクライマックス。これぞ、乙女界における日本の夜明け。
この日の出を見たいがために今まで辛抱してプレイしてきたのだよぅぅ。こんなにも感動する瞬間はない。
ただ、告白シーンってゲームの最後の方。そしてアタシャ何時間も連続でやりこむタイプ。うっ、疲労困憊。
エンド近づく頃には朝の5時。リアル日の出と共に愛の告白。これは告白に感動?
それとも「・・・やっと、ここまできた・・・(ドヨ〜ン)」という事実に感動?ま、いづれにせよ感動ってことで。
そしてガッツシ萌えます。むしろこれらの前の方が萌えるかな、いわゆる「ラブ・フラグ」。これたまらん。
特にツンデレが。ツーンツンツンツーンツーンツンツン…みたいなエンドレスツンキャラと思われた輩の、
突如として始まる、デレ。「のはーーーー!!!デレきたーーーーーー!!!!!!!!!(よだれ)」。
それ以降、度肝抜く勢いの雪崩デレ。「ぐっはーーっ!!!ええわぁグフフ☆」なんてハァトのチンコびんびん。
・・・ええ、実は乙女じゃないですオッサンです・・・。


■オタク魂を直撃!コンプ欲をそそる画像収集■
恋愛過程における「ここぞ!」な時って通常の立ち絵ではなく一枚絵がババーンと画面に出ます。
どうやらこれを「スチル」と呼ぶそうなのですが、1ゲームにつき何枚もある「スチル」が実に厄介。
なぜなら全攻略キャラの全ルート(BAD&GOODエンド)をクリアしないと全てのスチルをコンプ出来ないからです。
「なんでコンプしたいの?バカじゃね?」。ザッツ正論。せやけどコンプしたくなってくるから恐ろしい。
だってゲームしてたらキャラに惚れるんだもん!「○○クンのスチルが2枚足りない!どこぉ?」
「あ〜、やっぱこのゲームさいっこお!○○クンだけじゃなくスチル全部欲しい!コンプしたい!」。
血眼になって同じシーンを何度も行ったり来たり。なんでコンプしたいかって?それはオタクだから。
「欲しい」以前に「何かを収集してコンプすることによって満足感を得たい」というワシみたいなオタクは
マンマとドつぼにハマりました。結局は「攻略サイト」に頼って無事フルコンプ。ふぅ〜。ホッと一安心。
もちろんその後、二度と見返すことはありませんでした。なんじゃそりゃーーーーーーー!!!(ズコー)。
まさに「集めることに意義がある」。結局やってることは二次元でも三次元でも一緒ってことで☆


■一粒で二度おいしい!関連グッズやイベントてんこ盛り■
(※ゲーム会社によってゲーム内容に特色があるように、一概に全部が全部そうなわけではないが)
「1本のゲームでどんだけ関連グッズ発売するんじゃ!」とゲボ出そうになるほどのリリース攻勢。
店舗ごとに購入者特典が違うのは当たり前、他にもドラマCDだの設定集だのイベントだの。
ゲームのイベントに誰が出るかって?それは、キャラに声をあててる声優さんたちである。
どうにも人気声優とされる30人ぐらいで全てのゲームを担ってないか?だって結構一緒の人やし。
「4だいすけ(小野、平川、浪川、岸尾)」の中の誰かがいる。何度「またこの人か!」と叫んだことか。
乙女ゲームファンだけじゃ儲からないんだろうな、はなから声優ファンの購入も見越しての起用かと。
もしかして「金を出すファンがついてる声優リスト」があったりして?!うむ、ゲーム会社も大変じゃ。
でも「○○のゲームに出られたぁ!買わなきゃ!」と悲鳴あげてる声優ファンの方がもっと大変そうやな。
結局ファンなんて二次元でも三次元でも大変さは一緒ってことで☆ ・・あ、声優は一応三次元か・・。


■今まで直視しようとしなかった、己の「萌え属性」をはっきりと認識するはめになる■
リアル好みとも違う、ジャニ好みとも違う、他の三次元キャラ好みとも二次元キャラ好みとも違う!
それらとゲームは全く別!これはねぇ、自分でもビックリ。「新たな自分よ、コンニチハ☆」っすよマジで。
メインキャラには萌えない。今までツンデレ最強だと思ってたんだけど、ツンデレよりは俄然ヤンデレ派。
そしてサブに控える「明るく元気やんちゃキャラ」にフラ〜っと。んで、その手のキャラが弱音吐く瞬間!
ぶっちゃけ、めっさ萌えます(キリッ)。今までドMだと思ってたけど、わしゃ実はドSかもしれません宣言。
病気や発熱イベントにも「うお?」っと前のめり。んー、元気クンが弱ってる姿って萌えるんだよねぇ。
他には「こう見えて、実は暗い過去が&トラウマ持ち」設定にも弱い。←↑まさに誰得ネタ
とまぁこんな感じで友達に語りまくったら全員ドンびき。あれえ。しかもワシ以外誰も語らない。あれえ。
もしやオノレの「萌え属性」って「好きな体位」を語るより恥ずべきことなのかもしれんと気がつきました宣言。
せやけどはっきり分かった今、改めて『あばれはっちゃく』でも見直してみよかなとも思ったんですが、
ゲームじゃない「やんちゃ」には萌えない。リアルとも違う、ゲームならではの萌え属性。不思議じゃわ。
しかしこれらもやってないと知らなかった自分。世の中には知らなくていいことがあるとは聞いていましたけどね。
ま、乙女ゲーム的「イイやんちゃ」「イイヤンデレ」をご存じでしたら是非ご一報を。←オチも誰得。ちゃんちゃん☆




※うーむ・・・アップした後に全文を何回か読み返してみたんだけど、なんとも考察としては浅いよねぇ・・・。
もっと、あるんだよなぁ・・・もやもや。ま、今回はこの辺で勘弁。もうちょっと考えたい。え。まだ考えんの?
『空気人形』他、明日以降に映画やりますわー、ちょっとお待ちを。