10月の映画感想その2
『イラク-狼の谷-』
す、すご・・・!こんな映画アリなんだな〜。コテコテの反米映画。反米?というか、
「こういう時にこんなことしちゃうアメリカってどうなのよ?」な面が色濃く出てる映画か。
日本では全員スルーの模様ですが、
これトルコで観客動員数ナンバーワンを記録したらしいよ。
メッセージ云々はもちろんなんですが、
ちゃんとドカスカバキュンで面白く作ってるってのが偉い。
面白く作らないと伝えたいもんも伝わらないっすよ!とアホな客は常に思う。あ、これ私ね。
ワルの親玉アメリカ人は『タイナニック』のビリー・ゼイン。顔が田中要次に激似。
いつ「あるよ!」と言うかドキドキしたわ。
『幸せのレシピ』
いーっすね!たまにはこういう映画もいい。見終わった後にホッコリしました。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズは「不器用ですから」な女性が合う。
その後だんだんと変わっていくところも。
アーロン・エッカートもエロくて素敵。オトナの男はこうでなきゃ。
売りであろう「美味しそうな料理」はさっぱりでしたが、
『リトル・ミス・サンシャイン』で注目を浴びた
アビゲイル・ブレスリンが食べたパスタがやたらと美味そうで。
ワシもパスタ食いたい!絶対にパスタ!今日の晩飯は絶対にパスタで決まり!(断言)と、
映画を見た帰りにスーパーに寄ってパスタを買って帰った。
や、だって猛烈にパスタが食べたくなってさ。
ダコタ・ファニングから子役の女王の座はアビゲイル・ブレスリンに変わるかも!?
ほんと可愛かったなぁ。「幸せのレシピ」、なるほど。
こういうのは女性受けが良さそうですね。ワシも好きです。
これリメイクなんだね。へぇえ。
こういうストーリーなら日本のドラマあたりでリメイクしても受けそうな気がするなぁ。
『マイティ・ハート/愛と絆』
きました、アンジェリーナ・ジョリー。
アッシの中で「アンジェリーナ・ジョリーと
ミラ・ジョヴォヴィッチとハル・ベリーの主演映画は危険!」という
フラグが立ってますのである程度は覚悟してましたが、
言いたいことややりたいことは分かるんだけど、
とにかく面白くないんだよねぇ・・・。制作はブラッド・ピットってよ。そうなんか。
なんつーか、ブラッド・ピットってさー・・・。
言いたかないけど一々付き合う女に流されすぎっつーかさ・・。
もしやワールドワイド版「工藤静香主演映画の制作が木村拓哉」みたいなもんか。
別にダメ映画でもバカ映画でもないけど、志は素晴らしいが映画はツマらんかった。すまん。
しかもこれUIP(日本の)最後の作品みたい。
これが最後か。そうなんか。諸行無常の響きありだな。
『ストレンヂア-無皇刃譚-』
長瀬は声優をやらせても上手いなぁ。長瀬が上手いというか、主人公はモロ長瀬やな。
むっさカッコいい。 ストーリー的には「うん、既視感ありあり!」なストーリーなんですけど、
まぁアニメーション自体はクオリティーも高いからアニメ好きならいかがかしら。
絶対に映画館で見たほうがいい映画というわけではないが、DVDを借りて見ても損はないかな。
せやけど「この子役の声優って超絶ド下手なんだけど誰やねん?
あ、敢えて素人を使って素朴な子供っぽさを演出したのかも」と思ってたら、
エンドロールでそれがHSJ知念くんだったっていう事実にノケぞりました。なんじゃこのバーター。
おめぇこういう時こそジャニーズ・ウルトラ・ミュージック・パワーを発揮せえや。
別にバーターが悪いとは言わんがガキなんざ山ほどおるやろうに。あれれ。
『サッド・ヴァケイション』
どーせ自己満のオサレ映画かと思ってたら意外と面白かったなぁ。
もちろん事前に『Helpless』や『EUREKA ユリイカ』を見ておくほうがもっと楽しめると思うけど。
生きてりゃ色々あるよねー。男だってそう。だけど女はねぇ。このプリズムこそが既に物語。
信じて疑わない女ほど、腹括ってる女ほど怖くて強いもんはないね。
そしてどんな様相であれ美しいなぁと思ってしまったのだ。
ラストはああいう形が一番ベストなんだろうか。
しかし役者が皆さん巧い!特に光石研が素晴らしかったっす。
劇場を出る頃には「役者って何?演技って何だろう?」と改めて考えてみたりして。
『ミス・ポター』
ピーターラビットかぁ。物心ついた頃から妙に恐くてさ。
だって画のタッチがやけにリアルでしょ。
リアルなうさぎが洋服を着て生活感を醸し出している=恐い。
ミッフィーちゃんとかとは違って子供受けしそうなタイプのキャラクターじゃないし余計に。
どうでもいい話に終始いたしましたが、んー、正直「ふ〜ん」っていう映画でした。
これだから心が貧しい人間ってイヤですね。せやけど綺麗やったで。
イギリス郊外はまだあんな感じなんだろうか。行ってみたいなあ。そんなところで勘弁。