DVD『仮面ライダー響鬼(一之巻〜二十八之巻)』

シュッ!鍛えてませんから!(キッパリ)。
まーるーでー、とうめいーにー、なったー、みーたいー♪
なんてこと、今までこんな名曲をスルーして生きてきただなんて私バカーーン!(号泣)。
2007年の11月ですが、ここで皆さんにお知らせがあります。
わたくし今モーレツに『仮面ライダー響鬼』にハマってます☆
ぎゃふん!I・MA・SA・RA!!!!!(死)。
今んとこ第8巻、1話〜28話まで見たんですけど、もうね、あっちゅー間でしたわ。
すぅ〜っとサクサク進むんだな。ひっかかりがない。しかし確実に何かが残る。
何もかも地味。主役のヒビキさん自身のキャラもヒーローの割には薄め。
他役者のキャラもルックスも、物語で描く愛も勇気も正義も笑いも全てが薄味で地味。
だけどジワジワくるんだよ。それら全てを優しく包み込むようなBGMもグッジョブ。
ザンキさんとトドロキの師弟交代物語にはジーンときたし、
アスムくんや「鬼」たちの成長物語としても見応えがある。しかも妙にリアルでさ。
まぁちょいとばかり「え?知り合いだったんですか?」が多すぎるけど(笑)。
ピッカピカに光り輝くド派手なゴールドというよりも、
いぶし銀のようなどっしりした深みのある作品、それが『仮面ライダー響鬼』。
手堅い脚本と安定感あるキャスト陣、そしてなんつっても映像が!
こりゃスゲぇ一見の価値アリ。無数のカット割、凝りに凝った編集。
撮影にも編集にもたっぷり時間かけてんな。エンドの映像も何パターンかあるし。
1話につきどれほど手間隙かけて作り上げたんだろうか。
スタジオ部分は「たちばな」のシーンぐらいかな、ほとんどがロケなわけだ。
しかもロケっつっても海や山や・・・きっとめちゃくちゃ過酷だったろう。
だけどここまで愛情注いで骨身削ってるからこそイイものが出来上がるってのな。
特に森の中のシーンの美しさはハンパねえ。木漏れ日も込みで、自然光の活かし方が巧い。
うま〜いこと角度を計算して更にライトを当ててるからとても幻想的なわけだ。
「鬼」なのに幻想的。初めて見た時ドン退きしたライダーデザインもすぐ慣れた。
顔が怖い、目がない、「変身!」って言わない、火を噴く、そしてフンドシ・・・(遠い目)。
グロいっつーか渋いっつーか、仮面ライダーというよりも敵イマジンみたいなデザイン。
そんなのがバックルをマカモにくっつけて太鼓を叩き出した時はさすがに笑いが止まらず。
なのにさ、それすらも慣れるから人間って恐ろしい。
それどころかヒビキ・イブキ・トドロキがセッションで倒した回なんて「きゃ☆」(笑)。
持田さん可愛いよねぇ。もちろんイブキくんのエクボもめちゃくちゃ可愛いしグヘ。
とまぁ色々書きましたけど、結局何が言いたいかっつーと「こりゃ面白いぜ!」ってこと。
そして一番驚いたのは「仮面ライダーが職業である」ということ。
職業なので当然「戦う宿命を背負ってしまった者の悲哀」は存在しない。
だって職業なんだもん。自ら選んで、そして「鬼」になるため日々鍛錬を重ねる。
この物語の世界では頑張ったら誰だって、もしかしたらワシかて仮面ライダーになれるかも!?
なんて夢のある(笑)。でもこんな世界はガキにゃ敷居が高すぎたんだろう。
玩具が売れなかったですって?だろうなぁ(笑)。あぁ続きを見るのが楽しみじゃ。
でも先ずはディスクアニマルの玩具を探す旅に出ることにするわ!シュッ!←使いたいだけ