映画『銀色のシーズン』

※他にもいっぱいあるんやけど、今日見た映画から先に。
今日からまたちゃんとやります申し訳ねーっす!ほな取り急ぎ。
ちなみにパソコン変えたんで横幅が広くなったんだけど、
ほんでも他の方が見たら改行がヘンテコなのかしら。大丈夫でしょうか。




今が旬(小栗には負けるけど)のROBOT製作。
海猿』の監督・羽住英一郎が今度は「雪山のバカ3人組(瑛太玉山鉄二青木崇高)」=
『雪猿』たちの一冬の青春を描くエンターテインメントムービーでございます。
主演は瑛太。今回はロクでもねぇ男の役です。でもロクでもねぇ男が主役なわけないので、
もしかしたらロクでもねぇ男に成り下がるには過去に・・・と予想しながら見てたら、その通りでした。
理由や過程など何もかも予想が超絶ド真ん中ビンゴでした。ベタやな〜。
共演は田中麗奈。ひとりで結婚式場の下見にゲレンデに来て、そこで瑛太と知り合うという設定。
ほほう。じゃぁもしかして田中麗奈は・・・と思ったら、これもまたその通りでした。ベタやな〜。
そんなこんなで一事が万事、意外なほど全てが「予想した通り」でベッタベタのベぇタベタ。
何ひとつ裏切らない。「ベタ過ぎて、むしろ意外!」みたいな。もしかしてこの映画って、
空撮とかやって頑張ってるスキーシーン(これはイイ!)以外に見所ってないんじゃないの?
なんつってたら、これがさぁ!「やっぱりか」「だろうね」のベタの連続なのに、
クライマックスにゃちゃんとドキドキ&ウルッとさせ、そしてジーン・・・ほのかに感動。
それら全てのエピソードがベタなんだけど、でもイヤじゃないんだよ。
ベタなんだけど気持ち良いベタさ加減。ベタな爽やかエンタメ映画っていうね。
こうさ、「一瞬シーンとなるんだけど、誰かひとりが“パン、パン、パン”と拍手をし始めて、
続けてパラパラ周りが拍手し出して最後にはオーディエンス全員が拍手喝さい」みたいなのって
今まで何百回と見たでしょ?そういうのがこの映画でもモチロンある(笑)。でもヤじゃないのだ。
ザーとらしい音楽も全然ヤじゃない。それどころか「さすがだ佐藤直紀!」となっちゃう。
伏線の回収の仕方も判っちゃいたことなのに「キタわぁ!」で嬉しくなるの。
いや〜、この映画は中々よろしかったですねぇ。“ベタ”を技で“王道”に昇華させたっつうか。
脚本を書かれた方はベタを熟知しているんだろうエラい。最近東宝内で流行の映画みたいに、
「キャラを病気で死なせりゃ客は泣くし感動したとか言って勘違いして喜ぶでしょ」系の映画でもないし、
見終わった後に「楽しかったね♪」なんてニコニコしながら映画館を出られるであろう娯楽作っす。
ま、何かが残るような映画じゃないけどデートやお友達同士で気軽に見る分には良しかと。
1800円払えるか?と問われると・・まぁそこは好きズキで(笑)。
キャストのファンなら見て損はないっしょ。もしかして瑛太は映画の当たりがいいかもな。
ちなみに風呂シーンもそこそこあり、全身ナメのサービスショットもありますので瑛太ヲタは是非もんで。
しかし瑛太って、ええカラダしてまんな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!←変態DEATHけど何か
「オレ田中麗奈が好きなんだよね」なんて男はクドカン以外知らないんだけど(笑)、
しかもかつての広末や今の長澤みたいにキモ業界オヤジが群がってるタイプの女優でもなさそうなんで
一体田中麗奈って誰がどの層が支持してるのか前々から非常に疑問だったんですけど、
んでも彼女も良かったし(風呂シーンあり←念のためお知らせ)、他キャストも皆さん良かったかと。
イヤなキャラがいないのも良かったな。林剛史も妙なカマセ犬的な扱いではなく、
出番も台詞もあれぐらいでホッ。今回この人チャラ系の様相なんだけど、んでもカッコいいね。
タマテツの役だけが印象薄くて残念。もっと、こうさぁ〜?なんてね。
一方、青木崇高はおいしかった。この人は今後も色んなとこで重宝されそう。
今出てる『ちりとてちん』とはまた違った感じだったけど、桐谷健太と「椅子取りゲーム」な予感(笑)。
主題歌はコブクロ。これまた手堅い仕事っぷりで、エンドロールではメイキング映像っぽいのも流れるんで
見に行かれる方は最後まで席を立たないほうがいいよ。
現場の空気が良かったんだろうなぁと思われる映像なわけだよ。こういうのはイイねぇ。
所々台詞が聞こえにくい箇所があったのは雪山だししゃーないんかな。
しかしサトエリ仏頂面でショートジャケットのポケットに両手を突っ込んでる姿をよく見る気が?
何か別の作品でもこんな立ち姿のサトエリを見たぞ。何だったっけかな。
ほんでもさっき公式ページ見てビビったわ。この映画、予告見たら全部モロバレやんか(笑)。