11月の映画感想その1

今からボチボチ書きます〜。


象の背中
中年男性が病気になる映画ですか。渡辺謙の次は役所広司ってことね。
じゃぁこの次はトヨエツかな。邦画って同じ役者で何本もずっと回してるよねアハ。
しかしよくもまぁこんなにもムカつく映画を作って金取って公開してくれたもんだわさ。
「象は死期を悟るとひとり群れを離れて姿を消すという。私は象のようにはなれない。
私が死ぬ時は愛する妻と子供達と、そして愛人に惜しまれながら死にたいDE〜ATH☆」なんて、
身勝手なオトコの願望がみっちり詰まった心底アホらしい映画でした。
象のように背中を見せず愛犬のように腹出してゴロ〜ン・・・って、てめぇ「象の背中」ちゃうやんけ。
堂々とタイトルに偽りアリ。しかも「タバコを吸いすぎて肺がんになったけど、
タバコは大好きなんで死ぬ直前まで吸い続けます、ついでに愛人のおっぱいも☆」。
こんな主人公に何をどう思えと?!どこのバカがこんな寝言をホザいてんのかと思ったら、
「原作・秋元康」。な!っ!と!く!(ニコッ)。
あのブタメガネが考えそうなこった。マミマミだけじゃなくAKBにも看取られたいってかチッ。
愛人役は井川遥。この愛人、お手当てなんて貰ってなさそうな自立した愛人。どんだけ都合良い妄想じゃ(笑)。
とまぁ評判も良くないしスルーしようとは思ったが、シンプレ渡辺さんの言葉がワシを劇場に向かわせた。
「そういや主演・役所広司の息子役で吉沢悠が出てたよ」。ぬわにぃ!?そいつぁまことか!?
今大好きやねん吉沢悠。もちろん『働きマン』効果で。いいわぁ新二いいわぁ。
会社帰りのデートシーンなんて毎度キュンキュンしちゃったわよ羨ましい。
ワシもスーツ着たリーマンと会社帰りにデートしてぇ。
ほんで「でも○○の気持ちも判るけどさぁ〜」なんて優しく諭されてぇ。うえぇ。こっちも都合良い妄想じゃ(笑)。
「“ゆう”じゃないよ“ひさし”だYO☆」のキャンペーンもあまり活発でないため、
相変わらず「よしざわゆう」と呼ばれている「よしざわひさし」ですが、これキタぁ今のワシにゃ旬だわさ。
吉沢悠に1800円。しかーーーし!この映画、どっこにも吉沢悠が出てねぇでやんの!何それ?
ちゅーか吉沢悠ちゃうやん塩谷瞬やん!ここ!ここ一番間違ったらあかんとこ!(涙)。
またさぁ、どこのフォークシンガーかっていう髪型で、ひとりパッチギ状態。うう。渡辺さん金返せ。
そんなこんなで肺がんになったことを真っ先に息子・塩谷瞬に打ち明けるオヤジ・役所広司
当然息子はガビーンなわけだ。そっからものっそい悩んだはず。
なのに!一方その頃、当のオヤジは愛人宅で蜂の一刺しと言わんばかりにラストセックスを決めてご満悦☆
こんな主人公に何をどう思えと?!ちなみに嫁は今井美樹。これまたよく出来た嫁でさ、
愛人がいることも知らずにせっせと尽くしてるわけさ。そりゃもうおキレイでございますわよ。
いざオヤジがホスピスに入った後も一糸乱れぬお姿で華麗に看護してらっしゃったしさ。
身なりが美しいだけじゃなく心も綺麗、だってオヤジに呼び出されてホスピスにやってきた愛人すらも黙認、
最後にゃ「ありがとうございました」と頭まで下げちゃうんだから。出来杉さんだろ。
そしてオヤジの兄役に岸辺一徳(notパーマネントバージョン)。アニキがホスピスに見舞いにくるのね。
すると「オレが死んだら遺灰はちょっとだけでも愛人にあげてくれ」と頼むオヤジ。いらねーーーっての!
遺灰をくれるぐらいなら金をくれ!だよ。そんなもん貰っても傍迷惑。ナルの大安売りはいい加減にしろ。
こんな主人公に何をどう思えと?!んっと〜に、最初ッから最後まで「こいつ何様?(イラッ)」。
ちっとも同情出来ないんだわ。せやけど役者って怖いっすよ。これさ、役所広司が演じてるのね。
もうねぇウマいから!闘病シーンも何もかもウマいもんだから一々うっかりウルッとしそうになるのな。
危ない危ない。岸辺一徳とのくだりなんて2人ともいい演技してはってさ、危うく乗っかりそうになりましたもん。
なんやろね、あたしゃ奥さんや息子さんや娘さんなど裏切られた家族がひたすら可哀相と思ったし、
終始、こんな豚のオナニィ映画なんてアホらしぃて見てられんわケッって感じだったんだけど、
役所広司と同世代のオヤジが見たら共感出来るのかなぁ。「羨ましい」とか「あるある」なんて。ねえってのな。
でももっとリアルな続編なら見たいかも。嫁はそのまま今井美樹で。ほんで愛人役に山下久美子な。今度は逆で。
当然、旦那役には布袋寅泰。ついでに突然送られてくる刺客には町田康。映画で決着つけようぜ。
これぞ震撼のバイオレンス・ラブ・サスペンスムービーの誕生ですよ。あ、今度こそ吉沢悠が出ますように☆




ミッドナイトイーグル
このところ主演映画が100%ツマらない大沢たかおの主演映画。
そのジンクスは今回も・・・?ええ、健在でしたよ。それどころかパワーアップしとるがな。
こりゃツマらんどころかトンデモ馬鹿映画ですのう。いやぁ〜、今年の秋はスゲぇぜ。
各配給会社(松竹一歩リード☆)から放たれる怒濤のカスムービーラッシュに鼻がモゲそう。
自衛隊よわっ(笑)。こんなもんによく撮影協力したな。なんで?むしろリアルに描かれてるから?
大森南朋はなんだってこんなもんに出ちゃったんでしょうか。しかもあんな役で。
今年中に『蟲師』より酷い映画に出たかったんでしょうか。ならば目標達成ですね。
「助けにきたぞー!」「吹雪が酷いから帰ってくれ!」「すまん!」帰るんかーーい!(ズコーっ)。
ちなみにこの時の「帰るんかい」は「飛輪海」と同じ発音でお願いします。
これだけじゃございません、とにかくキャラの言動全部にツッコめます。そして全てのシーンにも。
おかしな箇所を一々羅列するのも面倒だしそこまでこの映画に対する愛情もないですが、
とにかく出演者全員にとっても同情。そういやここにもまた出てましたよ波岡一喜
今年は波岡VS本田博太郎の一騎打ちやな。もちろん波岡一喜はまたワル役(もちろん今回も小物)。
ちぅかこいつ何がしたかったんだろう。謎。ちなみにこれ雪山でちゃんとロケしてるんやんな?
全然寒そうに見えないからスタジオに適当に雪を積んで撮ったのかと。ま、どっちゃでもええけど。
最初から「?」連発、そして中盤からは「おい!」。いよいよクライマックスにゃ「・・・ぷ」。
途中で何故か大沢たかおが戦闘を放棄します。そして雛壇芸人もビックリな勢いでカメラにガッツき始めます。
とても優秀な若手ですね。さぁここからがこの映画の見どころツッコみどころ笑いどころです。
一瞬だけ大阪弁になる総理大臣が「トマホーク発射!」って命令を下しました。
さすがにこん時にゃ食ってたシュワぷっちょ吹き出しましたよ。
大オチ、あんだけ言うてたのにお空はものっそい快晴。ジャ〜ン終わり!だってさ。
「正気かよ・・・(ボーゼン)」。そしてエンドロールが流れ始めたあたりから聞き慣れた歌声が!
こ、こ、この声は桜井和寿では!?何この気持ちデジャブ?いつかこんなようなことが・・・あ!『恋空』だ!
なんでしょう、「カス映画は桜井和寿の歌声で帳消しにしてネ☆」というのが最近の邦画の流行なのか。
んなもんで帳消しに出来るかーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!(激怒)。
ワシャたかおが好きなんだよぉ!なのにぃ、なのになんでこんな映画にばっか出ちゃうんだよぉ!
事務所か?それとも本人のセンスかよ?なんで?なんでよ?もうさぁ、そろそろ頼むよ!
カッコいい可愛いだけじゃ乗り越えられないものだってあるのだ!!!こんなもん無理じゃ!!!
ドラマ『有閑倶楽部』を見てる人ならワシの気持ちがよく分かるはず。だよね?
・・・え?意外と乗り越えられるものなの?(笑)。




『ナンバー23』
なんじゃこりゃ!!!!!!!!!!!!!(ぽか〜ん)。
「ある1冊の本を手にした男とその家族が次第に“23”という数字の謎に翻弄されていく」って!
「謎が謎を呼ぶ展開と衝撃の結末まで一瞬たりとも目が離せない」ってあーた!ハードル上げすぎ!
いや〜、まいったぜ。『パーフェクト・ストレンジャー』並みに宣伝上手やのうアッパレ。
この「“23”という数字の謎に翻弄されていく」っていうのがさ、
もうねぇ〜、説明するのもウンザリなんだけど、判りやすくJで例えると(なぜ?)、
「私は23という数字に支配されている・・・。だって私が大好きな錦戸の年齢は・・・23!ギャーーーッ!
キンキは2人、そこにTOKIOの5人とブイの6人を足して更に10を足したら・・・23!ギャーーッ!
そしてキムタクは今35歳。そこから3をひくと32。そしてそれをひっくり返すと・・・23!ギャーーーッ!
怖いよぉーーーーーっ!私の周りのもの全て23だよーーーーーっ!(涙)」って、アホかこら。
マジでこんな話なんやってば。ネタちゃいまっせ。
そんなもん、どうにか頑張ったら何でも23になるやんか、こじつけもええとこやっちゅーねん。
と、かなり早い段階からついツッコんじゃうので全く集中して見る気にならんのだ。
そうこうしてると「とある殺人事件の犯人」と「『ナンバー23』という本の著者」を探そうってことになるんだけど、
もしかしてこれって!?と思ったら「やっぱしかーーーー!!!(コケッ)」っていうオチな。
もうさ、実は自分でしたオチ禁止!あ、ネタバレだぁ?いいよ、こんなもん見に行かなくても(笑)。
しかしワシの騙されっぷりは見事だった。何も知らずにワクワクで席についたからね。
そう、ワクワクしすぎて着席したのは上映開始の23分前・・・って、ギャーーーーーッ!!!!!←もうええわ