映画『テラビシアにかける橋』『28週後』『グミ・チョコレート・パイ

最近全然見てへんしなぁとやや焦って夕方から映画を3本見てきたんやけど、
これが奇跡的に全部当たり!ちょっと幸せ。まずは『テラビシアにかける橋』。ジーン・・・。むっさ良かった。
メインキャストのアナソフィア・ロブが!「きょぇぇぇぇ!!!ビビビ美少女!!!」ってぐらい美少女。
これだけでも見る価値ありなほど。調べてみたら、ワシにとって思い出深い映画『リーピング』に出てた子か。
どんな思い出かっていうと「初めて映画館で観客が私1人ぼっちというのに遭遇したわラッキー!」っていう(笑)。
美少女&ファンタジー=『パンズ・ラビリンス』がカブってもうたんやけど、鑑賞後の気分は真逆かな。
秘密基地作ったり空想したりさ、昔子供だった人(全員じゃ)なら懐かしいなぁと思うだろうし、
イジメっ子キャラがルックス共々意外な伏線で泣かされたり、まぁとにかく映画館でようけ泣いてきましたわ。
ガラガラで助かったよ。んでもなんでこれガラガラ?いい映画なんだからもっとちゃんと宣伝したらいいのになぁ。
ほんで次に『グミ・チョコレート・パイン』を。
原作:大槻ケンヂ、監督・脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、主題歌:電気グルーブってあーた!
まるで「元ナゴムギャル&バンドブームに乗っかりまくってた人全員集合!」ってワシャ召集かけられてんのかと。
いや〜、たまらんねぇ。1986年ですもん。“あの頃”をやられちゃうとニヤニヤが止まらなかったっての。
バンドのチラシとか手紙の折り方とかバンドスタジオの風景とかもさ・・何かとツボでしたねぇ。
『明星』を開いて「せ〜の、これ!」って指差なんてね、こんなもん指紋がなくなるほどやったちゅーねん。
あたしゃ『アイデン&ティティ』も好きでな〜。や、あれよりももっと“青い頃”のお話なんですけど、
「“あの頃”の青春映画」には無条件で弱いんす。こういうのは邦画に限るな、当たり前か。
主演は石田卓也。『時をかける少女』では声優にも挑戦、千秋くん役。ああ、千秋くん☆・・・(しばし妄想)。
今や映画界では超売れっ子で引っ張りだこ。今日びの若手俳優は美形でヒョロい子が主流なんで、
「そういう子だとちょっとイメージと違うんだよねぇ〜」って時には必ず呼ばれるのかも(笑)。
えらい太ったか?と思ったら、この映画のために10キロ増やしたらしく。うむ、見上げた根性だ。
しかし石田くんって確かドラマ『青春の門』でもやってたけど、この映画でもまたオナニーシーンが!
オナニーシーンなんて一度もやらずに死んでいく役者さんのほうが多いだろうに、彼は既にこの年で2回も・・。
これはひとえに彼から迸るそこはかとないニキビ汁やザーメン臭のせいだったりするのかと。
そういう意味でもとても貴重な役者さんです。褒めてます。主役も張れるし脇も出来るし、
彼が世に出た『JUNONスーパーボーイコンテスト』の最終選考も見に行ってたんで思い入れが強いせいもあるかな。
せやけど『蝉しぐれ』の時はどないしたもんかと思ったけど巧くなったよねぇ・・・しみじみ。
そうそ!「グー・チョキ・パー」を「グミ・チョコレート・パイン」なのは東京だから?
あっしが小学生の頃は「グリコ・チョコレート・パイナップル」だったけどなあ。
最後に『28週後...』を。これが!面白い!怖い!面白い!怖い!怖い!怖い!
28日後...』も面白かったけど、今回も抜群にオモロ怖いから偉い。ゾンビものとかパニックものとかホラーって、
「ギャハハめっさ笑える」か「ゾゾゾぉ〜こぇぇぇぇ〜」かどっちかならOKなんだけど、これは後者か。
映像も中々なもんですぜ。この手のジャンルが好きならマストかと。映画館で見て良かったぁ〜。