映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』『カフーを待ちわびて』

映画『カフーを待ちわびて』
「第1回日本ラブストーリー大賞を受賞した同名の小説を映画化したピュアなラブストーリー」だそうです。
・・チッ、なんでもかんでもピュアとか言うてんなよ勘弁してくれよ・・。うわーっ、これツラかったなぁ・・。
映画館で「何を見ようかな〜?」となった時は「ん?タマテツ主演?!見る!だって景虎様でしょ?」と飛びついた。
天地人』で遅ればせながら、否、改めて「タマテツかっこいい〜」と再評価しただけに、ね。
能面パカッと外した瞬間、そりゃ惚れるわ。そりゃ結婚したいわな、華姫@相武紗季も。
でも「おめー、仕事場ではタマテツで、家に帰ったら長瀬かよケッ!」とプリプリするワシ。みにくいねぇホント☆
そんなオババの嫉妬なんざどうでもよく。この映画、んっとーーーーーーに退屈でツマんなかった・・。なんだこれ。
こんなツマんないのに121分とかアホですか。「彼女の秘密」なんざ開始早々に誰もが気付く程度のものなんだし、
せめて90分以内にしてくれないと。ツマんない映画はケツとか腰の痛さばっかしに気をとられるから余計にツラい。
元々スローライフとかロハスとか益戸育江(元・高樹沙耶)が好きそうなものは全般的に苦手なんですけど、
この映画ってそういうこととはまた別にストーリー展開や演出諸々「フツーにツマらん!(あっさり)」映画だったなぁ。
ツマらんっつーより「はぁ?」。だってさぁ。沖縄の離島?に住む不器用な青年がトある神社に絵馬を奉納するわけさ。
そこには「嫁さんが来ますように、幸せにします」みたいなこと書いてて。ほな、ある日手紙が届くと。
「絵馬を見ました!嫁にしてください!」。えー。こわー。どうやって住所調べたんじゃ。でもタマテツはドキワク。えー。
ほな、いざやってきたのはマイコ演じる「幸」という名の美人(手塚マンガに出てくるような不思議な顔の美人・・)で。
ほんでもタマテツは四の五の言わずに嬉し恥ずかしながら一緒に暮らし始めると。待て待て待てーーーい!(怒)。
まず!幸の行動がおかしい。絵馬を見た時点で実はタマテツの名前は知っていたと。それはまぁええわ。でも顔は知らんかった。
ほんでもよ、おまえはいざ会ってみた男がタマテツではなくガリガリガリクソンでも一緒に暮らしたのかと。んなわけないやろと。
住所といいタマテツのビジュアルといい、絶対に事前に興信所か何かを使って入念に下調べしてたに違いないと。
じゃないとそんな無茶できんやろ。突然、荷物一式持って引っ越してきたんですぜ?度胸ありすぎっつーか、ありえんよ。
そしてタマテツよ。おめーもよ、いざ来たのがワシみたいなヘチャムクレおばちゃんだったらどうしたよ?と。
お茶の一杯も出さず、追い返したんちゃうんかと。つーか、警察呼ばれてますよ。な。これのどこがピュアだっつーの。
「偶然」をいいことに滅茶苦茶じゃん。たまたま美男美女だったからイイものの、違ってたら単なるホラーでしょ。
女は一方的に「嫁にしろ!」と押しかけ、男は勝手に「えへ、婿になってもいいよ〜ん!」ってアホかと。
「ファンタジー」を通り越し、怖いぐらいの「ありえへん世界」。んなもんの何がピュアだ、こんちくしょう。
「沖縄きれいだね」「過疎化していく故郷への想いってのも分かるわ」以前に、こいつら・・・ありえん!(キッパリ)。
大体、タマテツが「離島に暮らす地味で冴えない青年」という設定自体に無理がある。おらん。こんなのおらんわ。
演技が巧い下手云々ではなく、いない。「それを言っちゃぁおしまいでしょ」以前の問題で、いない。無理だっつーの。
もっとタマテツにしか出来ん役があるんだから、わざわざこんな役(しかも映画しょーもない)せんでヨシですよ。
まぁそんなことを500万歩譲ったとしても、分かりきったオチに向けてグダグダダラダラとナゲーんだよな。つらー。
ワシは実生活では日々ラブに飢えておる。だからこそラブストーリーには厳しいのだ。くっそお、悲しい人間だぞ!(笑)。
そんなこんなで相武よりもっとこの映画に対してはプンスカしながら見たが、一方『ジェネラル〜』のタマテツは良かった。
「あ〜、やっぱタマテツはこうじゃないと!(納得)」。カッコ良かったわ玉山鉄二!ただし『ジェネラル〜』のな。ふふん。


映画『ジェネラル・ルージュの凱旋
ご存知、映画『チーム・バチスタの栄光』の続編。竹内結子阿部寛などは続投。
そして今作には“ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)”の異名を持つ救命救急医として堺雅人が。
一言で言うと、まごうことなき「ザッツ☆堺雅人エンターテイメントSHOW!」としか思えない映画でした。
もちろん面白かったですよ。でも、どう面白かったかなんて、どこか他行って読んできてっ!(投げやり)。
面白かったとか面白くなかったとかはこの際どうでもいいのだ。だってだって!堺雅人が!ウガーーッ!!!!!
「・・ワレ、毎度毎度○○クンが最高とかタマらんとか・・ホンマは一体誰が好きやねん?!(怒)」と問われるならば、
胸を張ってこう答えましょう、「全員!(キッパリ)」と。究極の博愛主義者を目指してますんでご了承を。
はっきり言って「山南さんの凱旋」ですな。だってご覧なさいよ、土曜のレイトショーにワシ以外にもこんなに沢山!
劇場に「おひとり様」な婦女子の多いこと。「貴女はもうひとりの自分だわ!」。思わず話しかけそうに(笑)。
でも今なら山南さんというより家定様らしいですね。そうかぁ。いずれにせよ強烈に風吹いてるぞ堺雅人
しかしながらこのニヤニヤルージュってばまさにイケないルージュマジック爆裂で今日も抜群にニヤニヤしてました。
ニヤニヤしてる堺雅人を見てこっちがニヤニヤ、すると堺雅人もニヤニヤ、だからもういっちょワシもニヤニヤ。
ニヤニヤVSニヤニヤ。手に汗握るニヤニヤ対決。しかしWBCの日本×韓国戦かの如く、堺雅人のコールド勝ち。
もうね、凄いから。なんだこの役!めちゃくちゃイイじゃないか!ズルい!惚れるっきゃNIGHT!(死)。
天才救命救急医とかハマりすぎやろコラ。しかも「チュッパチャップス舐めて(萌え)」て「ふてぶてしい」けど「実はXX」。
めちゃイイ役。こんな役、誰がやっても惚れるぞコラ。大鶴義丹がやっても惚れるぞコラ。ん、それはないぞコラ。
まるで堺雅人のために用意されたかのような・・堺雅人ドンピシャはまり役で堺雅人にメロるしか道は残っていない。
「ジェネラル“ルージュ”って、そういう意味かよ!それって(笑)」とツッコませない。ホールドアップ。
ワシを筆頭に、堺雅人がスクリーンに映るたびに全メス豚がドロドロと音を立てて萌え崩れていました。見るも無残でした。
しかしその散り様は美しかったと我が同志共に自画自賛。や〜、こりゃ最強のゴッつあん物件ですぜ!いやマジで!
「趣味:苔の栽培と鑑賞」←これ確か以前「ラジカル」で。思わず「最高!ってか狙いすぎやろ!」とツッコんだんですが、
別に狙ってねーんだろーなー・・狙ってもしょうもないとこやしなワシなんて。いいなぁ苔。苔が羨ましい。苔になりたい。
まぁでもワシがいざ苔になったところで「転がる石(堺雅人)に、苔は生えず」なんだろうな。なんだこの妄想。バカバカし。
この人の声って決して、一般的に女子人気が高いとされる低くて渋くて子宮撫で撫で系の声ではない。
なんだったら高い方だと思うんだけど、でもなんであんなに心がザワザワするんだろう?とにかくマイルド、ひたすらマイルド。
不意をうたれるかのような。「膝カックン」ならぬ「腰カックン」されるような実にマイルドでセクシーなイイ声してる。
クライマーズ・ハイ』の時も痛感したけど、ニヤニヤはもちろんのこと怒鳴ったり睨み付けたりする表情もとてもいい。
「上下くちびるパッチリかみ締めるように閉じて、上目遣いでギラッ!」。ギャーーーッ!ええオトコじゃーーーーー!(溶)。
医者はもちろんのこと、「天才」の役が似合うの何の。隠し切れない知的エナジーを余すことなく発揮してらっしゃって、
しかもエラソーなもんだから無敵ですよ、ヤラれるっつーの。微笑みの貴公子ならぬニヤニヤの黒魔術師。
自分だけ変形白衣で特注っぽいし襟立っちゃってるのも素敵じゃ。半袖手術着のポッケに両手つっこんで睨む…ギャオス!
髪型もいいんだよな〜、この映画での堺雅人の髪型めちゃビンゴ。ほんでもって襟足クルン☆ですから。
しかも『組!』好き的には反発しあう同チームの医者役に山本太郎って!ぬおーっ、原田やんけーーー!(喜)。
ラストには「山南さんと原田が・・!」な楽しみ方も出来、今日はイイ夢見られそうです・・おやすみなさい・・。
スーツの時はネクタイ無しのほうが似合うね。ああ、なんかもう、堺雅人って・・堺雅人って・・卑怯者っ♪but大好き♪
今、堺雅人電撃結婚なんぞしようもんなら「心がインフルエンザになりました」の理由で仕事休んでまうわ!←バカ
他役者さんも中々渋いどころが揃ってて見応えあり。またこんな役かい@高嶋政伸がミスタースポックみたいな風貌でわろた。
余談ですが前々からめちゃ気になってたんやけどキスマイに堺雅人似の人いたよね。あの人は元気なんでしょうか。