映画『誰かが私にキスをした』『サヨナライツカ』

映画『サヨナライツカ』
「今30代女性に一番人気がある30代俳優は西島秀俊!(※オレ調べ)」ということで、
慌てて彼の最新作『サヨナライツカ』を見に行ってきました。あの年にしちゃイイ身体してまんな。以上。
結論から言うと、見た事実から「イツカ」ではなく今すぐにでも「サヨナラ」したい・・そんな素敵な作品でした☆
OPで「CJ Entertainment」の表記が。えええええ。これって韓流映画かいな。だからこんなことに。
いや、ちょっと待て。パク・チャヌク監督最新作『渇き』も確かここだったような。うえええ。全然違うんですけど。
しかし笑ったなあ。まず、客席の8割埋まってたことに笑った。皆さんそんなに好きか、エロが(笑)。
そんなにも「人のセックス」が見たいかと(笑)。ま、ワシも正直ちょっと期待してたけど(笑)。
しかし、そんなもん一発目(いやんエッチぃ!露骨な言い方やめてぇ!)ぐらいなもんで、後はアッサリ。チッ。
エロ目当てで行くとガッカリしますよきっと。エロはどうでもいいんだエロは。じゃぁ何を見ろと。う〜む。
そうだな、エロではなく、その裏側を邪推して楽しむべきかな☆
先日の「好きな男アンケート」の中で1位に「西島秀俊」を挙げていた人が理由の欄に
「西島くん目当てで『サヨナライツカ』を見に行きたいけど、辻が過りそうで怖い」と書いてはったんですが、まさに!
もう、アタシなんて辻が過りまくりで大変でしたよ(笑)。「この役は辻による辻のための宛書なんだろうな」とか、
「濡れ場撮影の後に『どうだい?これでも西島くんの方がイイのかい?』なんて言葉攻めしてそう」とか、
「完成作品を見ながら『ま、なんやゆうても結局、美穂はオレの嫁なわけで』なんてご満悦っぽい」とか、
1から100まで辻・・・辻!辻!辻!時にヒトナリ、時にジンセイ。どんだけ辻ヲタだよ。辻に夢中すぎる自分に嗚咽。
想像以上に辻のことを考えてしまい、映画自体さっぱり頭に入らないほどでした。むしろ、そのほうが良かったんですけど。
ワシがどれだけ辻ファンかっていうと、カラッポ頭だったしどのバンドでもマンセー状態だったバンドブーム時代ですら
「エコーズはちょっと・・」と無意識のうちに避けていたほどの辻ファンです。そののち、ドラマ『眠れる森』が好きだったので、
木村拓哉ミポリンが結婚して、辻と工藤が結婚したら良かったのに・・」と思ったぐらい、辻ファンです。
つい先日なんて「ぎゃーーー!嵐と関ジャニ∞が見つかったーーー!」とゾゾけ走ったぐらい猛烈な辻ファンです。
1年間365日中、364日は辻のこと忘れてますけど、なんやかんやで1日ぐらいは辻のことを熟考するぐらい辻ファンです。
天才ですよね彼は。こんなにも辻に支配されている自分が愛しくて愛しくてたまらないです。自分教の信者です。
とにかく主要キャラ登場シーンからして笑えます。特にミポリン(※ついそう呼んでしまう世代なのだ許せ)の登場シーンな。
もう、「どんだけ!」ですよ。「めっさ美女きたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」なカット割とスローモーション。
そして西島秀俊の草野球シーン。「めっさイケメンきたーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
「イケメンが怒涛の大活躍きたーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」。・・・た、たかが草野球で・・・。
一々ソフトフォーカスのスローモーションで美女ぶり&イケメンぶりを強調。んなことするから逆にウソ臭いっての(笑)。
そしてその草野球を見てたミポリンは直後に西島宅を急襲。それまで一言も喋ったことないけどいきなりFUCK。わっはっは。
「目と目で通じあう、確かにウン色っぽい☆」な感覚ですよね、分かります。っていうか、どんだけ色情魔。
やたらノーパン&ノーブラで闊歩するミポリンを見ながら「これも辻プレイの一環かな」とか。また辻か!どんだけ辻ヲタ!
そのほかにも無意味なスローモーションとか、何を伝えたいのか意味不明なカットが多くて理解不能な自分のバカ☆
ラブラブ交際中の2人は廻りなんて見えませんので、航空会社勤務の西島は飛行機のコックピットにミポリンを入れてあげます。
え〜、航空会社の人ってこんなこと出来ちゃうんだぁ羨ましいな!アタシも航空会社の人とお付き合いしたいな☆
ラブラブで羨ましい。西島はセックス休暇(自称)で会社に行かず上司に怒られたりするけど、これぞ本当の恋DA・YO・NE!
なのに運命はノンストップゴーゴーゴーと林田健二も言っていた通り、どうにもこうにも別れなきゃならんと。さいでっか。
空港での別れのシーンなんて、見つめあった西島とミポリンの周りをカメラがグルグル・・。あ、また例のこれか。
よく見るわ、うんうん。ベタだよね。はいはい分かりました。・・・え?まだ?まだ廻るの?まだ?まだまだまだまだ廻るの?
「もうええ加減、気持ち悪なるっちゅーねんボケ!!!!!!!」なカメラワークに、監督の非凡な才能を感じましたよ。はい。
そしてミポリンと別れた西島の胸の中に飛び込む婚約者・石田ゆり子。またまたカメラがグルグル・・もうええっちゅーねん!!!
久しぶりにスクリーンを見てオエェと気分悪くなるほどの斬新なカメラワーク、まいったよ今夜。
そんなこんなで断腸の思い(どこが?何が?セックスが?)で別れる西島とミポリン。黒ゆり子は無事、西島をゲット。
そしていきなり「25年後」。それはそれでまたオカズが。まず、25年後の西島秀俊の無理やりなオジイっぷりも相当ですが、
25年後の加藤雅也が!浦島太郎以上の「実験に失敗した博士」みたいなボッサリ白髪&ヨボヨボぶり。何事にも限度があろう(笑)。
そして「25年後でっせ」を強調するためか、めっさ喋り声が小さい&おぼつかない芝居で。おい。他の重役は普通なのに(笑)。
西島秀俊の次男役にAAA西島隆弘。ここ一番泣けた。彼は去年『愛のむきだし』で主演やってた子なのに!なのにぃ!
「親父が西島だから息子も西島キャハ☆」なノリ?まさか?そんなバカな?!(涙)。でも出ないより出たほうがイイ・・か・・・。
そして長男はオヤジに反発してグレて家出してロックバンドやってまして。えー。今時そんな設定って正気かよ(笑)。
そんなロックな息子のライブを家族総出で見に行き、「自由って一体なんだ?」みたいなこと言うロッカー長男に触発され、
「数ヶ月後」、再びタイに飛ぶ西島。そんな西島を物分かり良く(土産に「浮気、知ってましたで」な爆弾持たせて)見送る黒ゆり子。
すんません。ここまでの流れ、一体どのキャラにどういう感想を持って見るのが正しいんですかね?誰か教えて。
雰囲気はそこそこなものの、肝心の登場キャラの心理描写がおざなりなので終始ぽか〜ん。「はぁ?」だったんですが。
タイに行くと死にかけミポリン。恋って切ないぃ時の流れって残酷ぅ。で、マンマと死にました。そしたら西島は公道を車で暴走、
ハンドルにしなだれかかって泣きながら暴走。おい!前を見ろ、前を!ワシこんな車に轢かれたら死んでも死にきれんわ!
結局、暴走した挙句に海に突っ込んで爆死なハッピーエンドかと思いきや、途中でキーーーッ。急ブレーキ。チッ。
すると西島はいきなりタイ語で「大丈夫ーーーーー!!!」と絶叫。何がやねん!この映画は全然大丈夫ちゃうわボケ!(怒)。
このへんになると意識朦朧でプゲてったんで結局どういう風に終わっていったか正直記憶も朧げなんですけど、
「若年性スイーツ」もかなりの迷惑モンですけど、「老年性スイーツ」もこれはこれでむしろ若年性よりタチが悪いなとシミジミ。
え?この映画の魅力が分からない私は「本当の恋や愛を知らない」ですって?確かに。うふ、何て思われてもいいけど☆
まぁ色んな意味で今年を代表する映画(笑)なような気がするので是非見てほしいですね。ミポリンも西島も綺麗っちゃぁ綺麗だし。
あと、ネタ映画好きならたまらないオカズが盛りだくさんなので欠席はありえないです。これを見ずして何を見るかと。
特に全ジャニヲタにお勧めしたい。この先、『誰かが私にキスをした』や『人間失格』を見る直前に絶対に今作を見るべき。
そうすると、自担がいかに素晴らしい作品に出させていただけたかと、森羅万象生きとし生けるもの全てに感謝するはず!見ろ!





映画『誰かが私にキスをした
なんということだ!東映の映画なのに全く東映臭がしないだなんて!(ガガーン)。
あれま単館系っぽいがな。砕石場でロケしてない東映映画なんて久しぶりに見た気がする・・。
見てる最中に「ライダーとワンピースで儲けた金でこんなもん作りやがって」というイライラもなかったし。
「記憶を失った私(堀北)が恋した相手は誰?」という、犯人(じゃないけど)探しを楽しむミステリーと、
「恋するティーンのキラキラ感」がギュッと詰まった爽やかな青春映画に仕上がってたかと。
いや〜、ちゃんとターゲット絞ってオサレに作ってあったなぁ。劇中で流れる音楽もとても好み。サントラ欲しい。
たぶんこういうのって直球で描くと相当ドロドロしちゃいそうなんだけど、
本編の半分ぐらいが英語台詞&舞台をアメリカンスクールにしたことでナマナマしくなくて見やすいし、
色素が薄く淡い風味の画質も物語にとてもマッチしていたように思う。邦画では珍しい、変わった雰囲気の映画。
そんな、どこか夢物語のような世界観にリアリティを加える松山ケンイチの存在な。こ!!!れ!!!が!!!
ダメだね。何がダメってワシがダメだ。松山ケンイチ史上、さいっこおおおおに好み!!!!!!(知らんがな)
「エっロぉおおおおおおお!(鼻血)」なのである。ニットキャップを取った時あんなにも髪ペシャなのに、
これが!トンデモえろす!あざす!ごちっす!松山ケンイチのお色気ったら一々エロっぽくて拝み倒すしかない。
手や指が美しいのは存じておりましたが、彼は爪もホンっと〜に綺麗。そして、腕も肩も背中も。視線の配り方すら。
何から何まで煽情的で肉感的。見てる最中に思わず福山雅治のモノマネで「小雪ぃ!」と絶叫しそうに。
彼のシーンは特に何気ない台詞が良くてね、しかも見切れそうな時にボソッと呟く一言に、吐血&下血コンボ。
タイトルにあるように「キス」のシーンが多いので、そんなもん・・ワシャどうせえっちゅーねん!どうもせんでええけど!
松山ケンイチの手や唇が、堀北の身体や唇に触れるたびに、見てるだけのコッチにまで何故かジィ〜ンと響くよう錯覚。
全身の毛穴から静かに唾液がダダ漏れで、試写室に溜まったオノレの唾液で溺死しそうになったっちゅーねん!
なんだこいつ!あほか!最高やな!間違いなく今一番好きなオトコやわ!(笑)。流されやすくてすいません!(笑)。
とにかく、「ま、こりゃ好きになるよね!(キッパリ)」っていう。どんだけ説得力あるんだ松山ケンイチ。素晴らしい。
そして。この映画にはNEWSの手越祐也くんが出ておりまして。知らなかったのでビックリ&しょっぱな着てた衣装に吹きつつ、
口開いた瞬間の台詞廻しにザワつきつつ(笑)。正直、手越は上手くはない。でもね、上手くはないんだけど、
彼の芝居や存在感はこういう雰囲気のこの映画にはとても良くハマっていたように思う(これはとても大事だ!)ので
これはこれでアリだしこういうもんなんだろう。しかしスクリーンで彼を見るのは『疾走』ぶりなんですが、
あれとはだいぶ方向性が違う映画としても、この人ってこういう演技する人だったっけ?かなり面喰ってしまった。
せやけど堀北もいつもと違うテイストのお芝居をしていたので、もしかしたらこれが監督さんの意向なのかもしれんなぁ。
この映画はキャスト配分がとても良く、無論、手越も抜群に良い。ちなみにどういう役かっていうと、
純粋がゆえに「なんだよ!あんな男(松山)のどこがいいんだよ!」な〜んて思わず口走っちゃうとっちゃんぼうや君。
「嫉妬に狂ったオトコは見苦しい」でしょ。で、これ普通にやったらかなり見苦しい男に映るんだろうけど、そこは手越!
かなりの難役なのに、コロコロっとした愛嬌ある顔立ちと雰囲気のせいか嫌味がない。どこか憎めない男の子を好演。
なんだったら、いじらしさすら感じられて途中で何回もキュンッとしてしまった次第。これも手越の計算通り?!(笑)。
そして「こんな番手でこんな役・・ジャニーズなのに珍しい!」と感心してたんですが、そこは・・ねぇ。さすがジャニーズ。
最後は美味しいとこ全部手越が持ってくという(笑)。いや、むしろ手越が主役かよと(笑)。さすがジャニーズ(笑)。
ファンが見たらどうかなぁ。「ちょ!!!衣装!!!(笑)」となるだろうし、手越にキャァキャァ言う映画というよりも、
手越演じるミライにキュゥゥンとなる映画かな。いやもう切ないの何の。とにかくミライをギュッとしたい衝動にかられたよ。
でも現役アイドルでこういう役が演れるのはとても貴重やんね。アイドルでMMK(モテモテ困る)役なんて誰でも出来るやんか、
せやしこっちを極めろ手越!キミが生まれ持った(若干KYな・笑)愛されオーラを今後も如何無く発揮すべし。期待してます。
ほんでもって。この映画の堀北真希なんですが。めちゃ可愛いのでウットリ見とれちゃって途中まで気が付かないんですけど、
ぶっちゃけ、「自分の都合でアッチコッチ丁稚・・、とんだビッチだな!」な役柄(笑)。でもティーンってこんなもんか(笑)。
そして何より、とにかく堀北が可愛いから気が付かない、堀北が可愛いから許せるのだ。こんなの堀北しか無理。
それどころか「24時間、恋愛脳!」で自分の気持ちに正直な少年少女を見ながら「ティーンとはこうあるべきだよね・・」なんて。
おばはんは妙にセンチな気分になったのであった。う〜ん、羨ましい。若い人よりむしろオババこそビンゴな作品かも。
あれ?ワシ褒めすぎてない?そうか、あれだな。きっと、この直後に見た映画が『サヨナライツカ』だからかもしれんな(笑)。
ということで、次は『サヨナライツカ』の感想を、この倍以上は書きたいと思います(笑)。需要ないとか関係ない(笑)。