映画『花より男子ファイナル』

映画『花より男子ファイナル』※ネタバレあります





つくしちゃんのファーストカット!おおおっ!のっけからテンションMAXビンビンやんけ!
映画のな、主演女優のファーストカットって大事。宝物。この映画でいうと伝説のティアラ並みってやつで。
そりゃぁこれぐらいの画は撮ってもらわんとウハハ。やー、つくしちゃん大好き。
井上真央はもちろんのことスクリーンで「つくしちゃん」に再び会えたことだけで嬉ション必至。
明らかに日本じゃないですな。しかも劇調からして違う。しょっぱなからTVバージョンとはかなり趣きが違います。
「きたきた映画!」ってさ。なのに本編ではちゃんとお馴染みの小道具やロケ地、台詞やキャストも拝めて言うことなし。
定番どこを押さえつつもバージョンアップ、セットや小道具やキメ台詞(?)なんかも更にゴージャスになってるし。
つくしちゃんのお母さんの昔の写真まで見られちゃうし(これワシの世代なら思わずわろてまうはず・笑)。
そのうえ国内ロケだけでなく、ラスベガス、香港と、映画ならではのゴージャス感にウッカリうっとり夢心地。
更に上を行く夢心地っつーと、も!ち!ろ!ん!!! 『THAT'S☆道明寺ショー』でございますわよ!!!(キッパリ)。
類の部屋で2人で喋ってる時の道明寺のカットにはウヒョーッ。ソロではココの道明寺カットが一番ツボだったかな。
そしてオレの中のスイーツ♪を存分に満たしてくれるF4、いいえっ、道明寺の台詞の数々にメロメロメロメロメロ・・・。
「おまえは世界で一番のオンナだからさっ!」「何が世界で一番なの?」「あぁ?なにもかもだよっ!」。KYAAAAAAAAAAAAA☆
な、な、な、なんだかいつもより多めに回ってやしませんかね。「1時間に1回」だったのが「2時間に5回」ぐらいの。お得!
オンナに生まれたからには一度はオトコから言われてみたい(けど無理だからフィクションで我慢)台詞や行為のシャワーに、
試写で見るくせに更に映画館でも見ようと既に前売り券を購入済みな自分が愛しくて・・・梅雨’08。えらいぞ。ぐっじょぶ。
とにかく道明寺とつくしちゃんのやりとり、世界一かわぅいカップルのやりとりに「いや〜〜ん(はぁと)」と萌え、
F4揃い踏みに「きゃい〜〜ん(はぁと)」とトロけ、F4とつくしちゃん5人が揃った日にゃ小躍りして「待ってましたぁ〜(はぁと)」。
花男』にゃこれがねぇと話が始まんねぇっすわな。恒例の道明寺の“言い間違い”とか、更に“×××だち”とか(笑)、
スクリーンで見る西門さんの和装や美作さんのプチアクション(爆破にビビり顔めちゃオチャメ☆)もサイコウでしたし、
類は類でちゃぁんと美味しいとこかっさらってくっていうんだからニクいわね。小栗旬が類やってる時の声、たまらんのう。
類はお部屋の中でもフードかぶってますから。海外でも階段の途中で無理やり座って読書してますから(笑)。
クライマックスなんて思わずタマさん気分で見ちゃったわ。こういうのはいいねぇ。ジーンときちゃうねぇ。
このキスシーンいい!めちゃくちゃいい!強引で荒々しくも優しく、そして熱く。おっと、オノレのヨダレで溺死しそうに。
嵐の主題歌もめちゃたまらん名曲ちゃうんかいこれ。しかしこの曲のサビって関ジャニ∞『大阪ロマネスク』に似てるような(笑)。
せやけど『One Love』好っきゃわ。ま、このタイミングで聴いたらCDを買わないという選択肢はないっすよね。
ラストの「つくしちゃんの夢が叶った」というハッピーサプライズなオチもファイナルならでは。こんな「祭り」大好き。
北大路欣也AKIRAといったゲストも豪華でしたぜ。特筆すべきはこのお方。そこのけそこのけ藤木が通る。
この映画の藤木直人が実にけしからん。こやつはとんでもない野郎だ。主役陣を出し抜く勢いでやたらと輝いてました。
『アラフォー』@ケチじゃなくてエコです。いえ、むしろエコどころか無駄遣い。オトコマエオーラの無駄遣い。もっそカッコええええ。
「元祖・花沢類はオレだっつーの!!!」と絶叫せんばかりのハンサメオーラの主張が激しく。ゆるーーす!!!!!(笑顔)。
カメオではベッキー田口浩正小林麻耶高橋ジョージといった豪華だかそうでないのか不明メンが約1名いつつも、
それはそれで「お?今のあの人だよね?」と思うのも楽しかったり。いやもうとにかく楽しい。
花男にはこれがないとねぇ」がちゃんとあって、そして更に「最後なんだからこれがあるといいよなぁ」もちゃんとあってさ。
ということで、シーン、シーンではそこそこ楽しめます。ファンなら尚更。せやけどファンだからこその「えー・・・」も。
脚本・・・もうちょっとどうにかならんかったんかよ・・・。『リターンズ』の時にも過ぎった悪寒が再び。
「おーーーい!サタケさーーーーーんッ!(涙)」。プロットの段階でさ、もうちょっと練ってみるとか。ねぇ。
今回は「道明寺家に嫁ぐ者に受け継がれてきたティアラが盗まれたことによって大波乱が!」っていう物語。これがなぁ。
TVドラマの映画化にそんな多くは望まない。でもさ。個々のエピーソードはさておき、もうちょっとなんとかならんかったんか。
見る前から「ナンでも褒めまっせ!」な姿勢が揺らぐぐらい、この出来ではさすがにファンのワシでも手放しで褒められん。
途中でなんとなくネタバレしてからが長いし特に無人島のシーンが長い。挙句「なんじゃそりゃ(ズコー)」ですし。
タレントスケジュールやロケ地、ファンサービスを重んじたあまりに、そのしわ寄せが脚本に来たのかなぁと思わんでもないが。
「え?そこでそんなことを?それって無理あるよね?」みたいなこともいくつかあったしなぁ。うーむ。
石井監督も、撮り方といい編集といいTVの人なんだろうなあ。今回も「映画はちょっと〜・・・」。なんだかな。もうちょっとなぁ。
試写室を出た後、同じ『花男』ファンの知人♂に尋ねた。「こ、これって面白かったです?かぁ?」。やたらドキドキしつつ。
すると無情にも「こんなのアカンやろ。でもF4みたいなイケメンに言われたい台詞満載で嬉しかったんちゃうの?(アッサリ)」。
・・・。何も言い返せんかったわ・・・。ストーリーはあかん。まぁでもそこにスイーツ大盛りだと許せちゃいそうな自分。
だって『花男』好きだしワシャ中身は永遠のセブンティーンですもの。キショぉ嘔吐。でも男性は意外とシビアだっつーこって。
「映画としてありえないっつーの!しかも内容のわりには2時間11分は長いやろ!」と思うかどうか。ま、確かに長いわこりゃ。
それに確かにストーリーは「あかんやろ」「なんじゃそりゃ」なんですが、これは映画というより「祭り」じゃないですか。
そう、「祭り」。なので「2時間11分もの間、最後にあの5人をスクリーンで見られて幸せ!」。そう思える方なら楽しめるのでは。
私ですか?「祭りキャホーイ!楽しいっ!やっぱり、つくしちゃん+F4最高!(キラキラ)」。こうに決まってるじゃないですか。
しかし心の奥底では「サ〜〜タ〜〜ケ〜〜〜ッ&イ〜〜シ〜〜イ〜〜〜ッ!!!!!!!!(涙)」って感じかな・・ハァ。
ま、そんなこと言いながらも公開されたら映画館に行くんやろうけどな。見ない選択肢?これまた無いっすよね〜(笑)。