最近見た映画10本『きみの友だち』ほか

『きみの友だち』http://www.cinemacafe.net/official/kimi-tomo/
でた!本年度、ベストテン入り確実な邦画の名作きたでええええ!!!
いや〜、ここんとこハイペースでんな。ま、ここんとこ言うても邦画の全体数からすると微々たるもんだが。
孤独な少女と孤独な少女の友情をメインとした“本当に大切なもの”を描いた物語。これは無理。泣けた泣けた泣けた。
空にはいつも同じように雲があって。でも雲をよぉく見てみると一度として同じ形がない。そんな空の表情って見たことありますか。
そこに浮かぶ“雲”が物語の“肝”となっている。そしてこの空気感。引きの長回しが多いので、こういう映画こそ映画館で見るべき。
我々観客は常に彼女たち彼たちから一番遠いところにいる構図。ならではの距離感。これがめちゃくちゃイイ。
サイト見たらモロバレですけど、メインキャストが死ぬ映画です。でも描いているのはそこじゃない。
「死ぬから悲しい」「可哀相」「だから泣けるよね」←こんな映画は大嫌いなんですけど、これはそういう映画じゃない。
少女がメインなのにオバなワシにとっても誰にとっても身近なテーマがさりげなくもふんだんに織り込まれた秀作。
公式サイトのトレイラーを見て先ほどまた泣いた(笑)。あー、この映画好き。本当に好きだ。教えてくれてありがとう。
石橋杏奈が素晴らしいのです。彼女は初主演作がこの映画な時点で大女優の道確定。いじらしさを好演。
『誰も知らない』@北浦愛も大きくなったの。この子の自然さといったら。この若さでこんな芝居が出来ますか。
「友達ってたくさんいたほうが楽しいでしょ?」「私はエミちゃんとたくさん一緒にいるほうがいい」。ここの言い方とか天才だな。
相変わらず吉高由里子はカワエエ。彼女の出演作はTV、映画ともに今んとこダメなものは無いイメージだわ。
邪目線で森田直幸。彼がサッカー少年役なのですよ。ただでさえあの頃の森田剛に似てるのにサッカー少年って。
即座にJ-Elevenを思い出しました、すいません。そんな邪目線な客は私が最初で最後にするとして。とにかくこの映画はとてもいい。


築地魚河岸三代目
自分的に「こいつの主演映画には気をつけろ!A級認定俳優」@大沢たかお主演作。
大沢たかおが映画に主演するたびに見に行き、毎度ボロカスけなし、それでもまた見に行き、そして大暴れし、
それでもまだなお見に行ってはクソミソに悪口を言い・・・。「いい加減に懲りろ!」の真骨頂を突き進む吾輩ではございますが、
ひとえに「大沢たかおを見ようと思ったら映画館に行かなきゃしょうがないんだもんッ!」という、ただそれだけ。
“愛”ゆえの行為。たかお好きなの。だからしょうがない。アタシだってムカつきたくて見に行くんじゃないのっ!
しかし毎度毎度のことながらここまで「これまたクッッッソ映画!!!」と散々言わせておいて、
それでもまだワシを映画館へ誘うたかおという名の深夜特急の魅力って天文学的数値よねぇ〜(ぽ)。さぁて。今回はどうかにゃ?!
ううむ。なるほど。・・・これもまたさぁ・・・。また海に落っこちてました。『天国は待ってくれる(ダメな方の)』といい、
何故に築地を舞台にした映画は必ず誰かが海に落ちるか。築地ではそんなにも頻繁にあることなのでしょうかフッ。
普通の感覚の持ち主なら「こんな映画って誰が見に行くんだろ?」と思うことでしょう。オレです。しかも公開初日に。
しかしながら超満員ですぜオジオバで。あぁ、そっちターゲットなのね。なるほど。皆さんようけ笑ってましたよ。
「これって『釣りバカ』みたいなもんか〜」。そうです。映画の最後に「第二弾決定!」ですと。第一弾ですら(略)。
『釣りバカ』ほどフれてないし、こっちはヌルヌル。ストーリーもギャグもキャラもヌルヌル。
主要キャストでいうと田中麗奈以外の皆さんがフケすぎてやしませんかね。「想いを伝えられない」云々が全然ピンと来ず。
しかし場内はそこそこ盛り上がってたな。ぬーん。もしかしたらこの映画ってこれからもずっと続いて行って、
ゆくゆくは大沢たかおのライフワークになるのかもしれんね。こんなのが。えー。最後までお付き合いしますよ!(笑顔)。


ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛
もちろんカスピアン王子を見に行ったんですけども。だってこれ1作目もそないに面白いと思わんかったもーん。
せやけどこんな釣り針垂らされたら咥えずにはおられんがな。おおお。さすが、カスピアン王子はハンサメですのう。
ベン・バーンズですか。メモメモ。ただしカスピアン王子のキャラは何かとイラッときた。オトコって顔じゃないよね☆


チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
予告と全然違うやんか!なんなんだよ、そんなのないよ!びっくりしたよ!
あたしゃてっきりトム・ハンクス演じる下院議員が空港に閉じ込められるコメディーかと!←違
実話の映画化かいな。事前に余計な情報を入れてから見るのが嫌いなんでヘラヘラで行ってしまい恐縮。
ジュリア・ロバーツの顔がどんどんバージョンアップしてます。「プリティ・ウーマン」の面影どころか、
今の彼女は「ジュリア・ロバーツ'08」。そろそろホラー映画なんていかがでしょうか。


『Mr.ブルックス〜完璧なる殺人鬼〜』
意外とおもろかったなぁ。ケヴィン・コスナーが何でこんなB級映画に?と思ったけど、いやいや、どうして。これが中々。
ま、お暇ならレンタルでもよろしいかと。「期待してなかったけど、これが中々!」と思うんじゃないかな(笑)。


『山桜』
まー、ぶっちゃけ、退屈な映画なんですけど・・・でも収穫はありました。東山紀之がとてもいいです。
この人はある時から「コレとコレしかやらない!だけど極める!」なストイックな姿勢を決め込んだようで、
それ以降、まぁそれなりにジャニヲタとしても楽しませていただいてきたわけですよ。
「コレしかやらない!」。その中にたぶん“時代劇”があったように思う。“時代劇”に欠かせないものは?というと“殺陣”。
そりゃもうハンパねーっす。腰入ってるしな。殺陣だけでなく寡黙なサムライ役を表情だけで熱演。この人、いい役者になった。
公開初日の初回に見に行ったんですけど年配客で8割入り。充分でしょう。客も呼べたら言うことない。
この道、出来ればもっと行っちゃってください。ちなみに仮面ライダーレンゲルも出てましたよ。あれ?要らん情報?(笑)。


秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II〜私を愛した黒烏龍茶〜』
おもろい!!!今年の東宝×テレビ局のコラボラインナップに辟易してらっしゃるそこの貴女!
何気に東宝ではこういう映画もやってるんですよ。わろたなぁ。全力でアホする映画って大好き。♪た〜か〜の〜つ〜めぇ〜。


山のあなた 徳市の恋』
『ラスベガスをぶっつぶせ』
『シティ・オブ・メン』